大滝公園の紅葉

山形県

【2025】大滝公園の紅葉の見頃時期や見どころを解説

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【2025年最新】大滝公園(山形・東根市)の紅葉の見頃時期は?

山形県東根市、山形市と仙台市を結ぶ主要な街道である国道48号線(関山街道)沿いに位置する「大滝公園」。その名の通り、公園の主役は落差約15mの迫力ある「大滝(おおたき)」であり、ドライブインも併設されていることから、多くのドライバーが休憩や景観を楽しむために立ち寄るスポットです。

四季を通じて美しい姿を見せる大滝ですが、特に秋は周囲の木々が鮮やかに色づき、滝とのコントラストが見事な紅葉の名所となります。この美しい景色を最高のタイミングで楽しむために、2025年の最新の見頃予想と例年の傾向、そして公園を彩る木々の種類について詳しく解説します。

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2025年の見頃予想と最新の色づき情報

2025年の大滝公園の紅葉は、10月中旬頃から色づきが始まり、現在(10月24日時点)、まさに見頃のピークを迎えていると考えられます。

例年の見頃が10月下旬から11月上旬であること、また関山峠周辺の標高(大滝公園は約500m前後)を考慮すると、まさに今が一年で最も色彩豊かな時期と推測されます。周辺の山々のカエデやナラが鮮やかに染まり、滝との美しいコントラストを描いているでしょう。今週末(10月25日・26日)から10月末にかけてが、最高の紅葉を楽しめる期間となりそうです。


例年の見頃は10月下旬~11月上旬

例年のデータを見ても、大滝公園の紅葉は10月下旬から11月上旬にかけてピークを迎えるのが一般的です。国道48号線沿いでは、関山峠(標高約594m)周辺から紅葉が始まり、徐々に標高の低い大滝公園付近へと紅葉前線が下りてきます。

滝壺周辺や遊歩道沿いの木々が鮮やかに染まり、ドライブの途中で気軽に立ち寄って錦秋の景色を堪能できるのが魅力です。11月中旬になると落葉が進み、冬の気配が濃くなります。


紅葉する木の種類(カエデ、ナラ、ウルシなど)

大滝公園の秋を彩るのは、周辺の山々に自生する多様な広葉樹です。特に滝の周りで鮮やかな赤色を見せるのは「カエデ」類「ウルシ」です。

また、黄色や褐色系の色づきの主体となるのは「ナラ」「ブナ」などの木々です。これらの様々な色が混ざり合い、滝の白い水しぶきと見事なコントラストを描き出します。国道ドライブ中に、これらの木々の色の変化に注目するのも楽しいでしょう。

大滝公園の紅葉の見どころ!迫力の「大滝」と紅葉の競演

大滝公園の紅葉の魅力は、何と言ってもその名の由来となった「大滝」のダイナミックな姿と、周囲を彩る錦秋の木々が見事に調和した風景にあります。国道48号線(関山街道)沿いというアクセスの良さも相まって、ドライブ途中に気軽に立ち寄れる絶景スポットとして人気を集めています。

ここでは、大滝公園ならではの紅葉の見どころを、滝の迫力と合わせて詳しくご紹介します。


見どころ①:落差15m!「大滝(おおたき)」と紅葉が織りなす絶景

公園の中心に轟音を響かせる「大滝」は、落差約15メートル、幅約5メートル。規模としては中程度ですが、水量が豊富で、岩肌を勢いよく流れ落ちる姿は迫力満点です。「雌滝(めたき)」と「雄滝(おたき)」の二つの流れがあるとも言われています。

紅葉シーズンには、この白い瀑布(ばくふ)と、滝を取り囲むように色づくカエデやウルシの燃えるような赤色、ナラやブナの黄色・褐色とのコントラストが息をのむほどの美しさを見せます。滝壺から舞い上がる水しぶきが、紅葉した木々を濡らし、一層鮮やかに見せることもあります。まさに、自然が作り出した力強い絵画のような光景です。


見どころ②:滝壺周辺の色彩豊かな紅葉

大滝のすぐ下流、滝壺周辺も紅葉の美しいポイントです。滝見台や遊歩道から見下ろすと、滝の流れが生み出す水しぶきと、その周りを彩る赤や黄色のグラデーションを楽しむことができます。

苔むした岩と色鮮やかな落ち葉、そして清らかな水の流れが一体となり、風情ある景色を作り出しています。光の当たり具合によって、紅葉の色合いが刻々と変化する様子も美しく、写真撮影にも最適な場所です。


見どころ③:関山街道(国道48号線)からの眺め

大滝公園は国道48号線に隣接しており、ドライブインからも滝と紅葉の一部を眺めることができます。車を停めてすぐに絶景に出会える手軽さが魅力の一つです。

道路を走行中にも、木々の合間から滝や紅葉した斜面が見え隠れし、ドライバーの目を楽しませてくれます。ただし、運転中に景色に見とれすぎないよう、安全運転には十分注意してください。景色を楽しみたい場合は、必ずドライブインの駐車場に車を停めましょう。


おすすめの撮影スポット(滝見台・遊歩道)

大滝と紅葉を写真に収めるなら、いくつかの定番スポットがあります。

  • 滝見台(展望スペース):ドライブインのすぐそばにあり、滝の正面やや上方から、滝の全景と周囲の紅葉をバランス良く撮影できます。最も手軽に絶景を楽しめる場所です。
  • 滝壺へ下りる遊歩道:滝見台から滝壺近くまで下りていく遊歩道があります。ここからは、見上げるようなアングルで滝の迫力を強調したり、流れ落ちる水と紅葉を間近で捉えたりすることができます。(※足元が滑りやすいので注意が必要です)

様々な角度から、滝と紅葉が織りなす一期一会の景色を切り取ってみてください。

大滝公園へのアクセス方法と駐車場情報

山形県東根市にある大滝公園は、山形市と仙台市を結ぶ国道48号線(関山街道)沿いに位置しており、ドライブの途中に立ち寄りやすいのが大きな魅力です。アクセスは車が最も便利で、駐車場も整備されています。

ここでは、車での具体的なアクセス方法と駐車場の詳細、そして公共交通機関を利用する場合について解説します。


車でのアクセス(山形道 関沢IC/仙台宮城IC方面から国道48号)

大滝公園へは、山形方面・宮城(仙台)方面のどちらからでも、国道48号線を利用してアクセスします。

  • 山形方面から:山形市内から国道48号線を仙台方面へ進みます。山形自動車道を利用する場合は「関沢IC(せきざわインターチェンジ)」が比較的近いですが、ICから国道48号線に出て、さらに仙台方面へ峠道を登っていく必要があります。山形市街地からの所要時間は、約40分~50分程度が目安です。
  • 宮城(仙台)方面から:仙台市内から国道48号線(作並街道・関山街道)を山形方面へ進みます。東北自動車道を利用する場合は「仙台宮城IC」で下り、国道48号線に入ります。作並温泉などを経由し、関山峠を越えて山形県側に入ると、まもなく大滝公園が見えてきます。仙台市街地からの所要時間は、約1時間~1時間半程度が目安です。

大滝公園は国道48号線沿いにあり、「ドライブイン大滝」が目印となるため、見つけやすいでしょう。


駐車場の場所・収容台数・料金(無料ドライブイン)

大滝公園には、隣接する「ドライブイン大滝」の駐車場を利用することができます。駐車場は広く、無料で利用可能です。

大型車も駐車できるスペースがあり、ドライブ中の休憩スポットとして多くのドライバーに利用されています。紅葉シーズンの週末など、特に多くの人が訪れる時期でも、比較的余裕をもって駐車できることが多いようです。

駐車場から大滝の滝見台まではすぐの距離なので、気軽に立ち寄って滝と紅葉を楽しむことができます。駐車場内にはトイレも完備されています。


公共交通機関でのアクセス(JR仙山線 関山駅からバス/タクシー)

公共交通機関を利用して大滝公園へアクセスするのは、やや不便です。

最も近い鉄道駅は、JR仙山線の「関山駅(せきやまえき)」になります。しかし、関山駅から大滝公園までは約5kmほどの距離があり、登り坂となるため徒歩でのアクセスは現実的ではありません。

関山駅前から路線バス(山形交通など)が運行されている場合もありますが、本数は非常に限られています。「大滝」バス停などが最寄りとなりますが、事前に時刻表を meticulousl確認する必要があります。

タクシーを利用することも可能ですが、駅に常駐しているとは限らないため、事前に手配しておく方が確実です。基本的には、車(レンタカー含む)でのアクセスが推奨されるスポットです。

大滝公園 紅葉散策ガイドと注意点

大滝公園の紅葉は、ドライブインに隣接しているため、非常に気軽に楽しむことができるのが魅力です。本格的なハイキング装備は不要ですが、滝の近くまで行く場合は、いくつかの注意点があります。

ここでは、散策コースの概要、適した服装、混雑状況、そして安全に楽しむためのポイントについて解説します。


滝見台や滝壺への遊歩道コースと所要時間

主な散策コースは以下の2つです。

  • 滝見台コース(所要時間:数分):ドライブインの駐車場から最も近い展望スペース(滝見台)までは、歩いてすぐです。ここから滝の正面の景色を手軽に楽しむことができます。
  • 滝壺(たきつぼ)への遊歩道コース(所要時間:往復15~20分程度):滝見台付近から、滝壺近くまで下りていく階段状の遊歩道が整備されています。下りることで、より滝の迫力を間近で感じることができます。ただし、やや急な階段や滑りやすい箇所があるため、注意が必要です。

時間がない方は滝見台から、余裕がある方はぜひ滝壺近くまで足を運んでみてください。


散策に適した服装と靴(滑りやすい箇所あり)

紅葉が見頃となる10月下旬から11月上旬の関山峠周辺は、標高もあり肌寒く感じられます。車での訪問が主とはいえ、外に出て散策することを考えると、暖かい上着(フリースやジャケットなど)を用意しておくと安心です。

特に重要なのが靴です。滝見台周辺は問題ありませんが、滝壺へ下りる遊歩道は、階段が濡れていたり、落ち葉が積もっていたりして非常に滑りやすくなっています。必ず、滑りにくい靴底のスニーカーやウォーキングシューズを選んでください。革靴やヒールのある靴は大変危険です。


混雑状況とおすすめの時間帯

大滝公園(ドライブイン大滝)は国道沿いの休憩スポットでもあるため、紅葉シーズンの週末(土日)や祝日の日中(特にお昼前後)は、多くの車で賑わいます。駐車場は比較的広いですが、混雑することもあります。

滝見台や滝壺への遊歩道も、人が多くなると譲り合いが必要になります。比較的ゆっくりと景色を楽しみたい場合は、平日に訪れるか、週末であれば午前中の早い時間帯や、午後の遅めの時間帯(ただし、日没が早いので注意)がおすすめです。


安全のための注意点(落石・熊など)

自然の中にある公園ですので、以下の点に注意してください。

  • 足元の滑りやすさ:滝壺周辺は水しぶきで常に濡れており、苔なども生えているため非常に滑りやすいです。手すりなどを利用し、慎重に歩きましょう。
  • 落石:滝周辺の崖は、常に落石の可能性があります。長居はせず、周囲の状況にも注意を払いましょう。
  • :関山峠周辺はツキノワグマの生息地です。ドライブイン周辺は人の気配が多いため可能性は低いですが、遊歩道を散策する際は念のため熊よけの鈴を携帯するなどの対策を心がけるとより安全です。

紅葉ドライブと一緒に!大滝公園周辺のおすすめスポット

大滝公園で迫力ある滝と紅葉を楽しんだ後は、せっかく関山街道(国道48号線)をドライブしているので、もう少し足を延ばして周辺の魅力的なスポットを訪れてみませんか? 山形県側にも宮城県側にも、美しい自然景観や温泉地が点在しています。

ここでは、大滝公園の紅葉狩りとあわせて立ち寄りたい、おすすめの周辺スポットをご紹介します。


関山(せきやま)峠・関山大滝(宮城県側)の紅葉

大滝公園から国道48号線をさらに宮城県方面へ進むと、県境の「関山峠」を越えることになります。この峠道自体も紅葉が美しく、ドライブを続けるだけでも楽しめます。

そして、宮城県側に入って少し下った場所には「関山大滝(せきやまおおたき)」があります。こちらは落差約10m、幅約15mと、東根市の大滝とはまた違った趣のある滝です。駐車場から比較的歩きやすい遊歩道でアクセスでき、紅葉シーズンには滝と色づいた木々の美しいコントラストを楽しめます。大滝公園とセットで「滝めぐり」をするのも一興です。


東根市内の温泉(さくらんぼ東根温泉など)

大滝公園から山形方面へ少し戻れば、「さくらんぼ東根温泉」があります。東根市はさくらんぼの生産量日本一で知られますが、その名を冠した温泉地も人気です。

複数の旅館や日帰り温泉施設があり、茶褐色のナトリウム塩化物泉は体がよく温まると評判です。紅葉ドライブで少し冷えた体を、温泉でゆっくりと癒やすのはいかがでしょうか。足湯なども設置されており、気軽に立ち寄れます。


ランチ・休憩におすすめの場所(ドライブイン大滝など)

最も手軽な休憩・食事場所は、公園に隣接する「ドライブイン大滝」です。そばやうどん、定食などのメニューがあり、窓から滝を眺めながら食事をすることができます。玉こんにゃくなど、山形らしい軽食も楽しめます。

また、山形方面へ下れば東根市街地や天童市街地、宮城方面へ下れば作並温泉郷や仙台市街地へとアクセスできるため、それぞれの地域のグルメ(例:東根の肉そば、仙台の牛タンなど)を楽しむのも良いでしょう。国道48号線沿いにも、いくつか食事ができる場所が点在しています。


周辺の観光果樹園(季節による)

東根市は「果樹王国」としても有名です。紅葉シーズンの10月下旬~11月上旬は、りんご狩りなどが楽しめる時期にあたります。大滝公園周辺や東根市街地へ向かう途中には、観光果樹園が点在している場合があります。

もし時間に余裕があれば、紅葉狩りとあわせて、秋の味覚狩りを楽しむのもおすすめです。(※果物狩りの可否や時期については、事前に各果樹園へご確認ください)

まとめ:東根市 大滝公園でドライブ途中に迫力の滝紅葉を楽しもう

この記事では、山形県東根市の国道48号線(関山街道)沿いにある「大滝公園」の紅葉について、2025年の見頃時期や見どころ、アクセス方法、そして散策時の注意点を詳しく解説しました。

大滝公園の最大の魅力は、落差約15mの迫力ある「大滝」と、周囲を彩る鮮やかな紅葉の美しいコントラストを、ドライブの途中に気軽に楽しめる点です。隣接する「ドライブイン大滝」の無料駐車場に車を停めれば、すぐに滝見台から絶景を眺めることができます。

2025年の紅葉の見頃は10月下旬から11月上旬がピーク。滝壺近くまで下りる遊歩道を歩けば、より間近で滝の迫力と紅葉の美しさを体感できます。

訪れる際は、以下の点に注意してください。

  • 滝壺への遊歩道は滑りやすいため、歩きやすい靴が必須です。
  • 周辺は熊の生息地でもあるため、念のため注意しましょう。
  • 国道48号線はカーブが多く、濡れ落ち葉や凍結にも注意が必要です。

安全に注意すれば、大滝公園は素晴らしい秋の思い出を作ってくれるはずです。ドライブの休憩も兼ねて立ち寄り、宮城県側の「関山大滝」と合わせて滝めぐりをしたり、「さくらんぼ東根温泉」で疲れを癒やしたりするのもおすすめです。

ぜひこの秋、関山街道のドライブ途中に大滝公園へ立ち寄り、迫力ある滝と美しい紅葉の競演を楽しんでください。

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