奥出雲おろちループの紅葉

島根県

【2025】奥出雲おろちループの紅葉の見頃時期や見どころを解説

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2025年最新!奥出雲おろちループの紅葉の見頃時期は?

島根県奥出雲町(おくいずもちょう)と広島県庄原市(しょうばらし)の県境、標高約700mの山中に突如として現れる巨大な二重らせん構造の道路。それが、日本最大規模の二重ループ橋「奥出雲おろちループ(国道314号線)」です。

神話に登場する「ヤマタノオロチ」がとぐろを巻く姿をイメージして造られたこの巨大なループ橋は、それ自体が圧巻のエンジニアリング芸術ですが、その真価が最も発揮されるのが「紅葉シーズン」です。

標高差を一気に駆け上がるループ橋の周囲は、ブナ、ナラ、カエデなどの広葉樹林に覆われており、秋が深まると山全体が燃えるような赤や黄金色に染まります。この絶景の中をドライブできる道として、西日本屈指の紅葉ドライブコースとして知られています。

このセクションでは、2025年の奥出雲おろちループの紅葉がいつ頃見頃を迎えるのか、その最新予想と、標高差による見頃の違いについて詳しく解説します。

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2025年の見頃予想(10月下旬~11月上旬)

2025年の奥出雲おろちループの紅葉は、例年通り10月下旬から11月上旬にかけて、見頃のピークを迎えると予想されます。

このエリアは、島根県の中でも特に標高が高い中国山地のど真ん中に位置しています。そのため、島根県内(松江市や出雲市など)の平野部の紅葉よりも、約2週間~3週間も早く色づきが始まるのが最大の特徴です。

まさにこの記事を読んでいる今(2025年10月31日)が、色づき始めからピークへと向かう絶好のタイミングと言えるでしょう。朝晩の冷え込みが厳しいため、寒暖差によって非常に色鮮やかな紅葉が期待できます。

標高差に注意!「山頂(三井野原)」と「麓(出雲坂根)」の見頃の違い

奥出雲おろちループの紅葉を理解する上で最も重要なのが「標高差」です。ループ橋は、JR木次線(きすきせん)の「出雲坂根駅(いずもさかねえき)」(標高約565m)付近から、一気に「三井野原(みいのはら)」(標高約730m)まで駆け上がります。

さらに、ドライブコース全体で見ると、国道314号線は県境の「三井野原トンネル」(標高約760m)を頂点としています。この数百メートルにも及ぶ標高差により、紅葉の見頃が「標高の高い場所」から「低い場所」へと順番に移っていくのです。

  • 山頂エリア(三井野原・ループ橋上部・道の駅)
    標高700mを超える山頂エリアは、最も早く紅葉が始まります。例年、10月中旬から色づき始め、10月下旬にはピークを迎えます。
  • 中腹エリア(ループ橋中腹)
    ループ橋の「とぐろ」を巻く中心部分です。10月下旬から11月上旬にかけて、最もダイナミックな紅葉が見られます。
  • 麓エリア(出雲坂根駅・ループ橋下部)
    標高が下がる麓エリアは、見頃がやや遅くなります。11月上旬から11月中旬頃まで、美しい紅葉が楽しめます。

このように、おろちループでは10月下旬から11月中旬までの約3週間以上にわたり、エリアを変えながら紅葉が続いていくため、比較的長い期間、絶景ドライブが楽しめるのが魅力です。

最新の色づき状況の確認方法(ライブカメラ・SNS)

「今週末、山頂は見頃か?それとも麓か?」このタイミングの見極めは非常に重要です。そこで役立つのがライブカメラです。

1. 道路(国道314号)のライブカメラ
奥出雲おろちループ(国道314号)には、道路状況を確認するためのライブカメラが設置されています。島根県や広島県の道路管理事務所のウェブサイト(例:「島根県 道路カメラ」「広島県 道路カメラ」などで検索)で、国道314号の「三井野原」や「奥出雲町坂根」などの地点を探してみてください。
天候や積雪状況(この時期は初雪の可能性も!)の確認と同時に、周辺の山々の「色づき具合」をリアルタイムで視覚的に確認できます。

2. 奥出雲観光文化協会(奥出雲観光ナビ)
地元の観光協会の公式サイトやSNS(Facebook、Instagramなど)が最も信頼できる情報源です。「おろちループの紅葉が見頃です」といった情報が写真付きで発信されます。

3. SNS(X、Instagram)でのリアルタイム検索
「おろちループ」で検索し、「最新」の投稿を見ることで、直近に訪れたドライバーやバイカーの写真から、リアルな色づき状況を把握できます。

絶景紅葉ドライブ!おろちループの見どころと撮影スポット

奥出雲おろちループは、それ自体が巨大な建造物であり、道であり、そして展望台でもあるという、非常にユニークな紅葉スポットです。紅葉の楽しみ方は、ドライブする「車窓」からと、ループ全体を見渡す「展望台」からの二種類があります。

特に、標高差を克服するために「とぐろ」を巻くループ橋の周囲は、360度すべてが紅葉に包まれます。ここでは、絶景の紅葉ドライブで絶対に立ち寄りたい、最高に見晴らしの良いビュースポットと撮影ポイントをご紹介します。

①【展望台】「道の駅 おろちループ」からの大パノラマ

おろちループの紅葉狩りにおいて、拠点であり、かつ最高の展望スポットとなるのが、ループの頂上付近(標高約700m)にある「道の駅 おろちループ」です。

この道の駅の裏手(国道を挟んだ向かい側)には展望台が設けられており、そこからは自分が今走ってきた巨大な二重ループ橋の全景と、その背景に広がる中国山地の山々を一望できます。まさに圧巻の大パノラマです。

紅葉シーズン(10月下旬~11月上旬)には、眼下に広がるループ橋の構造物と、それを包み込むように燃え盛る紅葉の海が広がります。あまりのスケールの大きさに、言葉を失うことでしょう。ドライブの休憩がてら、必ず立ち寄ってほしい絶景ポイントです。ここからループ橋を見下ろすアングルが、最も定番の撮影スポットとなります。

② 赤い「三井野原大橋」と紅葉のコントラスト

おろちループを象徴するもう一つの風景が、ループ橋の一部として架かる真っ赤な「三井野原大橋(みいのはらおおはし)」です。

この鮮やかな「赤色」の橋は、秋の色彩の中でひときわ目を引くアクセントとなっています。紅葉の「赤・黄」と、常緑樹の「緑」、空の「青」、そして橋の「赤」。これらの色彩が複雑に重なり合い、非常にフォトジェニックな景観を創り出します。

「道の駅 おろちループ」の展望台からは、この赤い橋とループ全体を望むことができます。また、ループ橋の下にある道路(旧道)から赤い橋を見上げるアングルも、迫力がありおすすめです。

③ 二重ループの橋上(車窓)から見下ろす紅葉

展望台から「眺める」紅葉も素晴らしいですが、実際にループ橋を「走る」体験こそが、この場所の醍醐味です。

広島側(麓)から登っていくと、車はまるで空へと続く「らせん階段」を登るかのように、ぐるぐると旋回しながら高度を上げていきます。カーブを曲がるたびに、窓の外の景色が変わり、先ほどまで下に見えていた山々が、いつの間にか目の高さに、そして眼下になっていきます。

特に、ループ橋の上からは、自分が今走っている橋の真下にある「もう一つのループ橋」や、色づいた谷底を見下ろすという、非日常的なスリルと絶景を同時に味わえます。助手席や後部座席からは、車窓に流れる紅葉のシャワーを存分に楽しんでください。(※ドライバーの方は、景色に脇見をしすぎず安全運転を心がけてください)

④ JR木次線「出雲坂根駅」のスイッチバックと紅葉

鉄道ファン・写真ファンにとって、おろちループとセットで外せないのが、ループ橋のすぐ麓にあるJR木次線(きすきせん)の「出雲坂根(いずもさかね)駅」です。

この駅は、急勾配を克服するために列車が進行方向を変えながらジグザグに登っていく「三段式スイッチバック」がある、全国的にも非常に珍しい駅として有名です。(※トロッコ列車「奥出雲おろち号」は2023年に運行終了しましたが、普通列車がこのスイッチバックを体験させてくれます)

紅葉シーズンには、このレトロな駅舎と、スイッチバックを行うローカル列車、そして背景に広がる「おろちループの紅葉」という、鉄道・道路・紅葉の全てが詰まった奇跡のような構図が生まれます。ループ橋の展望台から、眼下を走る列車を紅葉と共に撮影するのも一興です。列車の運行本数は極端に少ないため、時刻表は必ず事前に調べておきましょう。

2025年「奥出雲おろちループ」紅葉ライトアップ情報

奥出雲おろちループの紅葉ドライブを計画する際、「夜のライトアップ」は開催されているのか、気になる方も多いかもしれません。巨大なループ橋が紅葉と共に闇夜に浮かび上がる姿は、想像するだけでも幻想的です。

しかし、ここで非常に重要な注意点があります。奥出雲おろちループは標高700mを超える山岳地帯にあるため、夜間の状況は平野部とは全く異なります。ここでは、ライトアップの有無と、紅葉シーズンの夜間ドライブの危険性について、詳しく解説します。

ライトアップ(雪あかり)の開催期間と点灯時間 ※例年の傾向

まず、結論から申し上げますと、紅葉シーズン(10月下旬~11月上旬)に、紅葉そのものを照らし出すための「紅葉ライトアップ」は、例年開催されていません。

紅葉狩りは、太陽の光が差す日中(午前中から15時頃まで)に楽しむのが基本となります。

では、おろちループの「ライトアップ」として知られているものは何かというと、それは紅葉シーズンが終わった後、冬(12月頃)から開催される「イルミネーション(雪あかり)」イベントのことです。

(参考:例年の冬季イルミネーション情報)

  • イベント名(目安): 奥出雲おろちループ「雪あかり」イルミネーション
  • 開催期間(目安):... 2025年12月上旬 ~ 2026年1月下旬頃
  • 点灯時間(目安): 17:00頃 ~ 22:00頃(※時間は変動あり)
  • 場所: 道の駅 おろちループ 周辺

2025年度(今冬)の開催情報については、現時点(2025年10月31日)ではまだ正式発表されていません。11月下旬頃に奥出雲観光協会などから発表される見込みですので、冬に訪れる方はそちらをご確認ください。

このように、「紅葉」と「ライトアップ(イルミネーション)」の時期は重なっていないため、ご注意ください。

夜間に浮かび上がる幻想的なループ橋

前述の通り、紅葉の時期に橋全体がライトアップされることはありません。しかし、冬の「雪あかり」イルミネーションの時期になると、道の駅周辺やループ橋の一部がLEDで彩られ、雪景色の中に幻想的な光のアートが浮かび上がります。(※積雪状況によります)

紅葉シーズンの夜間(10月下旬~11月上旬)は、ループ橋には道路交通法に基づく「街灯」が点在しているのみです。そのため、橋の巨大な構造物がぼんやりと浮かび上がりますが、基本的には「真っ暗闇の山道」だと認識しておく必要があります。鑑賞目的で夜間に訪れるのは推奨されません。

夜間ドライブの注意点(路面凍結・野生動物)

ここが紅葉シーズンにおいて最も重要な警告です。ライトアップが無いからという理由だけでなく、安全上の理由から、紅葉シーズンの「夜間」および「早朝」のドライブは、最大限の警戒が必要です。

1. 【最重要】紅葉シーズンでも「路面凍結」の危険
奥出雲おろちループは標高700mを超える高地です。平野部(松江市や出雲市)が「秋晴れ」で暖かくても、山頂の朝晩の気温は「氷点下」まで下がることが珍しくありません。
10月下旬や11月上旬であっても、夜間や早朝には「路面凍結(ブラックアイスバーン)」や「降雪(初雪)」の危険性が常につきまといます。特にループ橋の上は風が吹き抜け、放射冷却で非常に凍結しやすいです。「紅葉を見に来ただけ」という意識でノーマルタイヤで訪れるのは、夜間・早朝に関しては非常に危険です。
天気予報で最低気温が0度近くまで下がる予報の日は、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンの準備を検討するか、夜間・早朝の走行は絶対に避けてください。

2. 野生動物の飛び出し
中国山地のど真ん中ですので、夜間は「野生動物(鹿、猪、タヌキ、うさぎ等)」の飛び出しが非常に多いエリアです。暗闇のカーブの先から突然飛び出してくることもあり、重大な事故につながる可能性があります。

3. 濃霧と暗闇
山間部であるため、放射冷却によって「濃霧」が発生しやすいです。また、ループ橋の街灯を離れると、前後数キロにわたって一切の明かりがない「完全な暗闇」の山道(国道314号線)となります。

【結論】
奥出雲おろちループの紅葉狩りは、危険が伴う夜間を避け、必ず太陽が昇っている「日中(午前10時~15時頃)」に、安全に楽しむようにしてください。

おろちループへのアクセス・駐車場・服装(寒さ対策)

圧巻の紅葉ドライブが楽しめる「奥出雲おろちループ」ですが、ここは中国山地のど真ん中、標高700mを超える山岳地帯です。アクセス方法の確認、駐車場の場所、そして何よりも「服装(寒さ対策)」の準備は、平野部の紅葉狩りとは比較にならないレベルで重要となります。

ここでは、奥出雲おろちループへの具体的なアクセス方法と、安全に楽しむための準備について詳しく解説します。

【車】中国道(庄原IC・東城IC)からのアクセスと所要時間

奥出雲おろちループは、その道自体が観光スポットであるため、アクセスは「車(レンタカー)」が圧倒的に基本であり、最もおすすめです。国道314号線沿いに位置しています。

主な高速道路のインターチェンジからのアクセス目安は以下の通りです。

  • 広島・岡山方面から:
    中国自動車道「庄原IC」または「東城IC」で降ります。そこから国道314号線を奥出雲方面へ北上します。ICからの所要時間は約40分~50分程度です。
  • 島根(松江・出雲)方面から:
    松江自動車道「高野IC」や「雲南吉田IC」を経由するか、国道54号線などから国道314号線へ入ります。出雲市中心部からは約1時間30分~2時間程度のドライブとなります。

紅葉シーズン(10月下旬~11月上旬)は、この国道314号線自体が美しい紅葉ドライブコースとなっています。

【公共交通】JR木次線(三井野原駅)での行き方(※本数注意)

車がない場合、公共交通機関でのアクセスも「理論上は」可能です。しかし、これは非常に難易度が高く、綿密な計画が必要なため、基本的には推奨されません。

利用するのは、ローカル線として名高い「JR木次線(きすきせん)」です。

  • 最寄り駅: JR木次線「三井野原(みいのはら)駅」
  • 徒歩: 三井野原駅から「道の駅 おろちループ(展望台)」までは、徒歩で約15分~20分程度です。

【最重要注意点】
JR木次線の運行本数は、「1日にわずか3往復」程度(早朝・昼・夕方)と、全国でも屈指の少なさです。紅葉狩りを楽しめる昼間の時間帯に発着する列車は、実質1本しかありません。時刻表を1分単位で確認し、帰りの列車を逃さない(乗り遅れたら帰宅手段がなくなります)という強い覚悟と計画性が必要です。

「道の駅 おろちループ」の無料駐車場と混雑状況

紅葉ドライブの拠点として、ほぼ全ての車が目指すのが「道の駅 おろちループ」です。

  • 場所: ループ橋のほぼ頂上(標高約700m)、展望台のすぐそばです。
  • 料金: 無料
  • 台数: 約100台(普通車・大型車含む)

【混雑状況】
紅葉がピークを迎える10月下旬から11月上旬の「土日・祝日」は、一年で最も混雑します。駐車場は広めに確保されていますが、絶景を求めて多くの車が集中するため、お昼時(午前11時頃 ~ 午後2時頃)は満車になり、駐車場待ちの列ができる可能性があります。周辺には他に大規模な駐車場はないため、混雑を避けたい場合は、午前中の早い時間帯(10時頃まで)に到着するのが安心です。

【重要】紅葉ドライブに適した服装(山頂は冬の寒さ!)

アクセス情報と並んで、このH2で最も重要な注意点が「服装(寒さ対策)」です。「紅葉=秋」という平野部の感覚で訪れると、絶対に後悔します。

■ 標高と気温
奥出雲おろちループ(道の駅)は標高約700mです。これは、平野部(松江市や出雲市)よりも、気温が常に5度~8度低いことを意味します。

■ 紅葉シーズンの体感温度
紅葉シーズン(10月下旬~11月上旬)であっても、日中の日陰や、風が吹き抜ける展望台の体感温度は「真冬」に近いです。平野部が20度近くあっても、山頂は10度前後ということも珍しくありません。

■ 必須の服装
薄手のジャケットやパーカー程度では、寒さを全く防げません。車から降りて展望台で景色を楽しむだけでも、「厚手のダウンジャケット」や「冬用のコート」が必須です。
フリースやセーターを中に着込み、さらにマフラー、手袋、ニット帽、カイロなども持参することを強く、強く推奨します。「大げさかな?」と思うくらいの防寒対策が、高地の紅葉ドライブでは正解です。

まとめ:おろちループの紅葉と合わせて巡る奥出雲スポット

この記事では、2025年の「奥出雲おろちループ」の紅葉について、見頃の時期から絶景のドライブスポット、そして最も重要な注意点である「夜間走行の危険性」や「服装」について詳しく解説してきました。

日本最大級の二重ループ橋が、標高差のある山々を駆け上がり、その周囲が360度すべて紅葉に包まれる光景は、まさに圧巻の一言。「道の駅 おろちループ」の展望台から見下ろす、巨大なループ橋と紅葉の大パノラマは、西日本屈指の絶景ドライブコースの名にふさわしいものです。

奥出雲おろちループの紅葉のおさらい

2025年の秋、この絶景紅葉ドライブを成功させるために、絶対に押さえておくべき最重要ポイントを最後におさらいします。

  • 見頃の時期: 10月下旬から11月上旬。島根・鳥取の平野部(松江・出雲など)より約2~3週間早くピークを迎えます。
  • アクセス: 車(レンタカー)でのドライブが基本です。公共交通(JR木次線)は1日数本しかなく、難易度が非常に高いです。
  • 必見スポット: 「道の駅 おろちループ」の展望台。ここからループ橋の全景と紅葉のパノラマを一望できます。
  • 【最重要】服装(寒さ): 「真冬並みの防寒対策」が必須です。標高700mを超える山頂は、平地より5~8度気温が低く、紅葉シーズンでも体感温度は冬です。ダウンジャケットや手袋、カイロを持参してください。
  • 【最重要】夜間(危険): 紅葉シーズンの「夜間ライトアップ」はありません。また、夜間・早朝は「路面凍結」や「降雪」の危険が常にあるため、紅葉狩りは必ず日中(10時~15時頃)に楽しんでください。

セットで巡りたい「鬼の舌震(おにのしたぶるい)」や「船通山」

奥出雲おろちループは、広島県との県境に位置しています。せっかくここまで来たのなら、「神話とたたらの里」奥出雲町の他の名所もぜひ巡ってみてください。

① 鬼の舌震(おにのしたぶるい)

おろちループから車で約40分~50分。同じ奥出雲町内にある、国指定の名勝天然記念物の大渓谷です。ヤマタノオロチ伝説ゆかりの地とも言われ、巨大な岩(甌穴群)がゴロゴロと転がる川沿いに遊歩道(バリアフリー対応の遊歩道もあり)が整備されています。
ここも紅葉の名所として知られており、見頃はおろちループよりもやや遅い「11月上旬~中旬」です。おろちループの「山紅葉」と、鬼の舌震の「渓谷紅葉」をセットで楽しむのは、秋の奥出雲ドライブの王道コースです。

② 船通山(せんつうざん)

おろちループから車で約20分。ヤマタノオロチ伝説で、スサノオノミコトが天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を見つけたとされる、神話の舞台そのものの山(標高1,142m)です。
山頂付近は紅葉やブナの黄葉が美しいですが、ここは「本格的な登山(往復約3時間~)」となります。紅葉ドライブのついでに寄る場所ではないため、登山装備と計画がある方のみ挑戦してください。

③ 奥出雲たたらと刀剣館・絲原記念館(いとはらきねんかん)

奥出雲は、映画『もののけ姫』にも描かれた「たたら製鉄」の中心地です。おろちループから車で約30~40分の場所には、たたら製鉄の歴史を学べる施設や、江戸時代の鉄師(てつし)の御殿(絲原家)など、奥出雲の文化に触れられるスポットも点在しています。

2025年の秋は、万全の防寒対策と安全運転で、天空の紅葉ドライブと、奥深い奥出雲の神話の世界をぜひ満喫してください。

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