万博記念公園の紅葉

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【2025】万博記念公園の紅葉の見頃時期、見どころを解説

2025年|万博記念公園の紅葉の見頃時期

万博記念公園の紅葉
大阪が誇る広大な文化公園、万博記念公園。「太陽の塔」で有名ですが、実は関西でも有数の紅葉の名所として知られています。甲子園球場約65個分もの広大な敷地には、約20種類・合計1万本以上もの落葉樹が植えられており、秋が深まると園内全体が赤や黄色、オレンジの美しいグラデーションで彩られます。これほど多くの木々があるため、いつ訪れるかによって見られる景色も変わってきます。

2025年に万博記念公園の紅葉狩りを計画しているなら、ベストなタイミングで訪れたいものですよね。ここでは、例年の見頃から2025年の見頃予想、そして木の種類ごとの見頃まで、詳しく解説していきます。

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例年の見頃は10月中旬~12月上旬

万博記念公園の紅葉は、10月中旬頃から少しずつ色づき始め、11月上旬から12月上旬にかけてピークを迎えます。一般的な紅葉スポットと比べて見頃の期間が長いのが大きな特徴です。これは、多種多様な樹木がそれぞれ異なるタイミングで紅葉するため。早めに色づくサクラやナンキンハゼから始まり、主役であるモミジやカエデがクライマックスを迎え、プラタナスなどがフィナーレを飾ります。11月中旬頃に訪れれば、様々な種類の紅葉が一度に楽しめるため、最も華やかな時期と言えるでしょう。

モミジやプラタナスなど木の種類別の見頃

園内の多彩な樹木は、それぞれ見頃の時期が異なります。お目当ての木のピークに合わせて訪れるのもおすすめです。

  • サクラ・ナンキンハゼ:10月中旬~11月中旬
  • トウカエデ:11月上旬~11月中旬
  • イチョウ・ケヤキ:11月上旬~11月下旬
  • モミジ・カエデ類:11月中旬~12月上旬(園内のもみじの滝や紅葉渓の主役です)
  • プラタナス:11月中旬~12月上旬
  • メタセコイア:11月下旬~12月上旬

このように、長い期間にわたって様々な表情の紅葉を楽しめるのが万博記念公園の大きな魅力です。

2025年の紅葉の見頃予想

紅葉の色づきは、秋の気温や日照時間に大きく影響されます。一般的に、秋の気温が低く、昼夜の寒暖差が大きいほど色鮮やかになると言われています。2025年の秋の気候については、現時点(2025年10月)では平年並みと予想されており、紅葉の見頃も例年通り11月上旬から12月上旬となる可能性が高いでしょう。特に、メインとなるモミジのピークは11月中旬以降と見ておくと良さそうです。より詳しい情報を知りたい場合は、10月下旬以降に発表される気象情報会社の紅葉だよりや、万博記念公園の公式サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。

【エリア別】万博記念公園の紅葉の見どころ・おすすめスポット7選

広大な万博記念公園には、紅葉の見どころが数多く点在しています。どこを訪れるかによって、全く異なる雰囲気の秋景色に出会えるのが大きな魅力です。太陽の塔のような象徴的な建造物と紅葉のコントラストを楽しむエリアもあれば、静かな自然の中でじっくりと紅葉を鑑賞できる場所もあります。ここでは、数あるスポットの中から特におすすめしたい7つの見どころを厳選してご紹介します。事前にチェックして、お気に入りのスポットを巡るモデルコースを考えてみてください。

①もみじの滝:滝と紅葉が織りなす絶景

自然文化園の北西部に位置する「もみじの滝」は、万博記念公園で最も人気のある紅葉スポットの一つです。落差約3mの滝の周りに約120本のイロハモミジやオオモミジが植えられており、見頃になると、流れ落ちる水の音と真っ赤に染まった紅葉が一体となった美しい風景が広がります。日本のわびさびを感じさせる情景は、まるで絵画のよう。写真撮影のスポットとしても絶大な人気を誇ります。

②紅葉渓(もみじだに):閑静な雰囲気で楽しむ散策路

「もみじの滝」のすぐ近くにある「紅葉渓」も、見逃せないスポットです。木々に囲まれた静かな散策路で、頭上を覆うように広がるカエデの紅葉が楽しめます。木漏れ日がきらきらと降り注ぎ、まるで紅葉のトンネルを歩いているかのような幻想的な体験ができます。人も比較的少なく、落ち着いて紅葉狩りをしたい方におすすめの穴場エリアです。

③日本庭園:計算され尽くした日本の秋の美

万博記念公園の北側に位置する日本庭園は、日本の造園技術の粋を集めて造られた場所です。上代から中世、近世、現代へと続く4つの時代の庭園様式で構成されており、秋には約320本のモミジやカエデが庭園全体を彩ります。池の水面に映る「逆さ紅葉」や、滝、渓流など、計算し尽くされた日本の伝統美と紅葉のコラボレーションは圧巻の一言です。

④ソラード(森の空中観察路):空中から見下ろす紅葉

森の空中観察路「ソラード」は、全長約300mの空中回廊です。地上から最大10mの高さに設置された展望台からは、普段とは違う鳥の視点で、色とりどりの森を見下ろすという貴重な体験ができます。赤や黄色に染まった木々のじゅうたんの上を散歩しているような、ユニークな紅葉狩りが楽しめます。

⑤西大路・プラタナス並木:黄金色の美しいトンネル

公園の西側を南北に走る「西大路」には、プラタナスの並木道があります。見頃になると、大きな葉が黄金色に輝き、まるでヨーロッパの街並みのような、ロマンチックな雰囲気を醸し出します。落ち葉でできたふかふかの絨毯の上を歩きながら、異国情緒あふれる秋の風景を楽しんでみてはいかがでしょうか。

⑥太陽の塔周辺:岡本太郎の芸術と紅葉のコラボ

万博記念公園のシンボル「太陽の塔」の周辺も、絶好の紅葉スポットです。東大路のイチョウ並木や、ケヤキ、トウカエデなどが色づき、岡本太郎氏の独創的なアートと日本の秋の風景が融合した、ここだけの特別な景色を見ることができます。広々とした芝生に座って、ゆっくりとこのユニークな光景を眺めるのもおすすめです。

⑦もみじ川:水面に映る逆さ紅葉

日本庭園内を流れる「もみじ川」は、その名の通り、川沿いに多くのモミジが植えられています。穏やかな川の流れに真っ赤な紅葉が映り込む「逆さ紅葉」は、風のない晴れた日に見ることができる絶景です。静かなせせらぎの音を聞きながら、水面に揺れる紅葉を眺める時間は、心を穏やかにしてくれます。

万博記念公園の紅葉まつり&ライトアップ情報【2025】

万博記念公園の紅葉シーズンは、ただ景色を眺めるだけでなく、特別なイベントが開催されることでさらに魅力が増します。日中は賑やかな「紅葉まつり」、そして夜には幻想的な「ライトアップ」と、一日を通して秋の魅力を満喫できる企画が用意されています。これらのイベントに合わせて訪れれば、より深く、そして記憶に残る紅葉狩り体験ができること間違いありません。ここでは、2025年に開催が期待されるイベントの最新情報についてご紹介します。

紅葉まつりの開催期間・イベント内容

例年、紅葉の見頃に合わせて「万博もみじまつり」が11月上旬から12月上旬にかけて開催されます。期間中は、広大な園内の自然を楽しみながら参加できる様々な催しが行われます。特に週末には、日本庭園周辺で和楽器の演奏会や伝統芸能のパフォーマンス、お茶席などが設けられ、日本の秋の風情を五感で感じることができます。また、期間限定のグルメ屋台が出店することもあり、美しい景色とともにお腹も満たされる、満足度の高いイベントです。詳細な日程やイベント内容は10月頃に公式サイトで発表されるので、お出かけ前にぜひチェックしてみてください。

日本庭園のライトアップは開催される?

紅葉シーズンの最大の目玉とも言えるのが、夜間に開催される「日本庭園 紅葉ライトアップ」です。例年、11月中旬から下旬の金・土・日・祝日を中心に開催されています。日中とは全く異なる、光に照らされて闇夜に浮かび上がる紅葉の姿は、息をのむほどの美しさです。滝や渓流、池の水面に映り込む紅葉など、庭園の隅々まで計算された光の演出が施され、幻想的でロマンチックな雰囲気に包まれます。このライトアップは大変人気が高く、多くの人で賑わいます。日中の公園入園料とは別に、夜間特別入園料が必要となるためご注意ください。開催日時や料金などの詳細は、必ず公式サイトで最新情報を確認してから訪れるようにしましょう。

万博記念公園の紅葉を満喫するためのお役立ち情報

万博記念公園は甲子園球場約65個分という広大な敷地を誇るため、無計画に訪れると時間だけが過ぎてしまい、見たいスポットを回りきれないことも。紅葉シーズンは特に多くの人で賑わうため、事前に少しポイントを押さえておくだけで、当日の快適さが大きく変わります。ここでは、混雑を避けるコツや広い園内を効率よく楽しむ方法、そして気になるランチ情報など、知っておくと便利な情報をお届けします。

混雑状況とおすすめの時間帯

紅葉が見頃を迎える11月の週末や祝日は、一年の中でも特に混雑が激しい時期です。特に、紅葉まつりやライトアップが開催される日は、駐車場や人気の撮影スポットに長蛇の列ができることも珍しくありません。もし可能であれば、平日の午前中に訪れるのが最もおすすめです。人が少ない時間帯は、自分のペースでゆっくりと散策したり、写真を撮ったりするのに最適です。静かな環境で紅葉の美しさにじっくりと浸りたい方は、ぜひ早起きして訪れてみてください。

広い園内を効率よく回る方法(徒歩・自転車)

広大な園内をすべて徒歩で巡るのは、かなりの体力と時間が必要です。そのため、あらかじめ「日本庭園と紅葉渓エリア」「西大路のプラタナス並木周辺」など、見たい場所を絞っておくのが賢い回り方です。また、園内にはレンタサイクルも用意されています。自転車を使えば、徒歩では難しい広範囲のスポットを効率よく巡ることができ、行動範囲がぐっと広がります。爽やかな秋風を感じながらサイクリングで紅葉狩りをするのも、万博記念公園ならではの楽しみ方の一つです。もちろん、歩きやすい靴の準備は必須です。

周辺のランチ・カフェ情報

園内にもいくつかカフェや軽食スタンドはありますが、紅葉シーズンのお昼時は混雑が予想されます。そこでおすすめなのが、公園に隣接する大型複合施設「EXPOCITY(エキスポシティ)」の利用です。万博記念公園駅から直結しており、フードコートからレストランまで、多種多様な飲食店が揃っています。紅葉狩りの前後に立ち寄れば、ランチやカフェの場所に困ることはありません。事前に食事を済ませてから入園するか、園内でたっぷり遊んだ後に訪れるなど、計画に組み込んでおくと非常に便利です。

万博記念公園の基本情報

紅葉狩りの計画の仕上げとして、万博記念公園の基本的な情報を確認しておきましょう。開園時間や料金、公園までのアクセス方法、駐車場の有無などを事前に把握しておくことで、当日の行動がよりスムーズになります。特に公共交通機関を利用する場合の最寄り駅や、車で訪れる際の注意点などをしっかりチェックして、万全の準備で紅葉シーズンを迎えましょう。

開園時間・料金

万博記念公園の開園時間と料金は以下の通りです。この料金で、自然文化園と日本庭園の両方に入園できます。

  • 開園時間:9:30~17:00(最終入園は16:30まで)
  • 休園日:毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は翌木曜日)
  • 入園料大人 260円 / 小中学生 80円

※紅葉まつりやライトアップなどのイベント開催期間中は、時間延長や臨時開園が行われる場合があります。また、夜間ライトアップは別途特別料金が必要です。お出かけ前には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

アクセス(電車・モノレール・車)

万博記念公園は公共交通機関でのアクセスが非常に便利です。

【電車・モノレールでのアクセス】

最寄り駅は、大阪モノレール「万博記念公園駅」または「公園東口駅」です。

  • 阪急線:南茨木駅、山田駅、蛍池駅で大阪モノレールに乗り換え
  • 地下鉄御堂筋線(北大阪急行):千里中央駅で大阪モノレールに乗り換え
  • 地下鉄谷町線:大日駅で大阪モノレールに乗り換え
  • 京阪本線:門真市駅で大阪モノレールに乗り換え

【車でのアクセス】
中国自動車道「中国吹田IC」から約5分。中央環状線からもアクセスできます。

駐車場情報

車で来園する方向けに、複数の大規模な有料駐車場が完備されています(合計約4,300台)。

  • 中央駐車場 / 日本庭園前駐車場 / 東駐車場 / 南駐車場 / 西駐車場

ただし、紅葉シーズンの土日祝は、午前中の早い時間に満車になることが多く、入庫までに深刻な渋滞が発生します。可能な限り、公共交通機関を利用することを強くおすすめします。やむを得ず車で訪れる場合は、朝一番に到着するくらいの余裕を持った計画を立てましょう。

まとめ:万博記念公園で圧巻の紅葉を楽しもう

今回は、2025年の万博記念公園の紅葉について、見頃の時期からおすすめスポット、イベント情報まで詳しくご紹介しました。広大な敷地に1万本以上の木々が色づく万博記念公園の紅葉は、まさに圧巻の一言に尽きます。もみじの滝や日本庭園といった風情あふれる場所から、プラタナス並木のような異国情緒漂うスポット、そして太陽の塔とのユニークな共演まで、園内の至る所で多彩な秋の絶景に出会うことができます。

見頃となる11月上旬から12月上旬には、紅葉まつりや日本庭園のライトアップといった特別なイベントも開催され、一日を通して楽しめるのも大きな魅力です。この記事でご紹介した見どころやお役立ち情報を参考に、ぜひあなただけの紅葉狩りプランを立ててみてください。

都心からのアクセスも良く、気軽に訪れることができる万博記念公園で、芸術と自然が織りなす壮大な秋の景色を心ゆくまで満喫し、素敵な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

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