2025年最新!深山公園の紅葉の見頃時期はいつ?
岡山県玉野市(たまのし)に位置する「深山公園(みやまこうえん)」。岡山市や倉敷市からのアクセスも良く、岡山県南部で最大級の規模を誇る総合公園です。約200ヘクタール(東京ドーム約43個分!)という広大な敷地には、大きな池や芝生広場、様々な遊歩道が整備され、「道の駅 みやま公園」も併設されているため、家族連れやドライブ客で一年中賑わっています。
春の桜(約7,000本)やツツジが非常に有名ですが、秋になると園内の木々が色づき、春の華やかさとは異なる、しっとりとした秋の美しさを見せてくれます。
深山公園の紅葉は、山全体が燃えるような渓谷の紅葉とは異なり、広大な芝生の「緑」や、池の水面の「青」を背景に、カエデ、モミジ、サクラ、ハゼノキなどが「赤」や「黄」に色づく、色彩豊かな「公園紅葉」が魅力です。このセクションでは、2025年の深山公園の紅葉がいつ頃見頃を迎えるのか、その最新予想について詳しく解説します。
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2025年の見頃予想(11月中旬~12月上旬)
2025年の深山公園の紅葉は、例年通り11月中旬から色づき始め、11月下旬から12月上旬にかけてピークを迎えると予想されます。
紅葉の色づきは、秋の朝晩の冷え込みによって進みます。深山公園は岡山県南部の沿岸部(玉野市)に位置しており、瀬戸内海式気候の影響で比較的温暖です。そのため、岡山県北の山間部(例:奥津渓や神庭の滝など)の紅葉(10月下旬~)よりも、約1ヶ月近くも遅れて見頃が訪れる「日本で最も遅い部類」の紅葉スポットです。
「12月に入ってもまだ美しい紅葉が楽しめる」のが、深山公園の大きな特徴です。11月下旬から12月上旬の穏やかな小春日和の中、ゆっくりと散策やピクニックを楽しむのに最適な時期と言えるでしょう。
例年のピーク時期と色づきの特徴
例年の傾向として、園内の木々が最も美しく色づくのは11月20日過ぎから12月5日頃です。
園内には約3,000本とも言われるカエデやモミジが点在しており、特に「もみじ谷」と呼ばれるエリアでは、見事な真っ赤な紅葉が楽しめます。また、春に花を咲かせた約7,000本の桜の木々が「桜紅葉(さくらもみじ)」として赤茶色に染まるほか、ウルシ科のハゼノキが燃えるような真っ赤に色づくのも見どころです。
これらの「赤」や「黄」が、園内の常緑樹の「緑」や芝生の「黄緑」と鮮やかなコントラストを描き出します。
エリア別(無料公園 vs 有料イギリス庭園)の見頃
深山公園の紅葉は、大きく分けて2つのエリアで楽しめます。
- 無料の「深山公園」エリア: 「もみじ谷」や芝生広場周辺、池の周りなど、広大な敷地全体。
- 有料の「深山イギリス庭園」エリア: 公園内に別途設けられた、本格的な洋風庭園。
どちらも同じ敷地内(玉野市の南部)にあるため、紅葉のピーク時期(11月下旬~12月上旬)に大きなズレはありません。
「無料エリア」では、自然に近い形で、のびのびとした紅葉が楽しめます。一方、「有料のイギリス庭園」では、洋風の建物や整形式庭園と調和するように計算されて配置された、上品な紅葉が楽しめます。ぜひ、両方の雰囲気の違いを味わってみてください。
最新の色づき状況の確認方法(道の駅SNSなど)
「今週末、もみじ谷は見頃か?」「イルミネーションと紅葉は一緒に見られる?」——。このタイミングを見極めるために、リアルタイムの情報確認は必須です。便利なライブカメラはありませんが、以下の方法が確実です。
1. 深山公園(道の駅 みやま公園) 公式サイト・SNS
地元の観光情報を発信する「道の駅 みやま公園」や、公園の管理事務所(みやま公園協会)の公式サイトが、最も信頼できる情報源です。紅葉シーズン中は、園内の最新の色づき状況が、写真付きで随時更新されます。また、後述する「イルミネーション」の情報もここで発信されるため、お出かけ前には必ずチェックしてください。
2. 玉野市(たまの)観光ナビ 公式サイト
玉野市の公式観光情報サイト「たまの観光ナビ」でも、市内の紅葉情報として深山公園の色づき状況が紹介されます。
3. SNS(X、Instagram)でのリアルタイム検索
「深山公園」「みやま公園」「深山イギリス庭園」などのキーワードで検索し、「最新」の投稿を見ることで、直近の1~2日以内に現地を訪れた人のリアルな写真と感想を見ることができます。「紅葉とイルミネーションが両方見れた」といった生の情報が、計画の大きな助けになります。
深山公園の紅葉の見どころ(無料エリア・イギリス庭園)
岡山県南部最大級の敷地を誇る深山公園(みやまこうえん)は、その広大さゆえに、紅葉の楽しみ方も多彩です。大きく分けて、誰でも無料で楽しめる広大な「公園エリア」と、別途入園料が必要な「深山イギリス庭園エリア」の2つがあります。
自然のままのダイナミックな紅葉と、計算され尽くした洋風庭園の紅葉。ここでは、それぞれのエリアの必見スポットを詳しくご紹介します。
①【無料エリア】「もみじ谷」と芝生広場の紅葉
無料で楽しめるエリアの中で、紅葉が最も密集しているハイライトスポットが、その名も「もみじ谷」と呼ばれるエリアです。ここは園内でも特にカエデやモミジが多く植えられており、見頃のピーク(11月下旬)には、谷間一帯が燃えるような真っ赤に染まります。
散策路が整備されており、頭上を覆う「紅葉のトンネル」の中を歩くことができます。また、シーズン終盤(12月上旬)には、散った紅葉が足元を埋め尽くす「落ち紅葉の絨毯(じゅうたん)」も楽しめます。
また、公園の象徴でもある広大な「芝生広場」の周辺もおすすめです。広大な芝生の「緑」と、広場を縁取るように色づく桜紅葉(さくらもみじ)やハゼノキの「赤・黄」とのコントラストは、公園ならではの開放的な美しさです。
②【無料エリア】長寿の泉・薬草園周辺の散策路
「もみじ谷」の華やかな赤色とは対照的に、園内の池(中池や長寿の泉)の周辺や、薬草園周辺の散策路では、より静かでしっとりとした紅葉が楽しめます。
特に「長寿の泉」周辺では、風のない穏やかな日に、色づいた木々が池の水面に映り込む「逆さ紅葉」が楽しめます。また、薬草園の周辺にはウルシ科のハゼノキも多く、カエデとはまた違う、燃えるような深紅の色づきを見せてくれることがあります。
広大な公園をウォーキングしながら、お気に入りの紅葉スポットを探して歩くのも、深山公園ならではの醍醐味(だいごみ)です。
③【有料エリア】「深山イギリス庭園」の洋風建築と紅葉
深山公園のもう一つの顔が、園内に設けられた有料施設「深山イギリス庭園」です。ここは、岡山県と英国(イギリス)の友好を記念して造られた本格的な英国式庭園で、無料エリアとは全く異なる、洗練された紅葉が楽しめます。
最大の見どころは、石造りの重厚な洋風建築(ロズモンド・マナー)と、真っ赤な紅葉とのコントラストです。日本の城や寺社仏閣とは違う、まるでヨーロッパの風景画のような、エキゾチックな写真が撮れます。
また、整然とデザインされた「整形式庭園」や、秋バラが咲き残る「バラ園」の周辺にもモミジなどが配置されており、計算され尽くした「洋」の庭園美と、「和」の紅葉が見事に調和する姿は、ここでしか見られない特別な光景です。無料エリアの「自然な紅葉」と、有料エリアの「デザインされた紅葉」を見比べるのも面白いでしょう。
④ 家族で楽しむピクニックと紅葉
深山公園の紅葉が家族連れに愛される最大の理由が、広大な「芝生広場」で紅葉を見ながらピクニックが楽しめることです。
紅葉が見頃となる11月下旬から12月上旬は、瀬戸内地方は穏やかな「小春日和(こはるびより)」となる日も多いです。レジャーシートを広げ、色づいた木々を眺めながらお弁当を食べるのは、最高の休日の過ごし方です。
敷地が非常に広いため、紅葉シーズンの週末でも、人でごった返して場所が取れないということはありません。また、公園の入口には「道の駅 みやま公園」が併設されており、地元野菜やパン、お惣菜などを調達して、手ぶらでピクニックを楽しむことも可能です。子ども向けの遊具広場(わんぱく広場)も近くにあり、家族全員が一日中楽しめる紅葉スポットです。
2025年「紅葉ライトアップ」と「クリスマスイルミネーション」情報
深山公園(みやまこうえん)の秋から冬にかけて、夜の大きな楽しみとなるのが「イルミネーション」イベントです。紅葉シーズンに訪れる方の中には、「紅葉のライトアップ」を期待される方も多いかもしれません。
しかし、ここで知っておくべき重要なポイントがあります。それは、深山公園の夜間イベントは、紅葉そのものを主役にした「和」のライトアップ(例:後楽園など)とは異なる、ということです。ここでは、その実情と、紅葉シーズン終盤に訪れる「奇跡のコラボレーション」について詳しく解説します。
【重要】紅葉のライトアップは開催される?
結論から申し上げますと、例年、深山公園では「もみじ谷」などの紅葉スポットそのものを主役として照らし出す、大規模な「紅葉ライトアップ」は開催されていません。
紅葉狩りは、基本的には太陽の光が差す「日中」に、広大な公園を散策しながら楽しむのがメインとなります。
しかし、落ち込む必要はありません。なぜなら、紅葉シーズンの終わり際に、それを遥かに凌駕(りょうが)するかもしれない、岡山県南部最大級の「光の祭典」が始まるからです。
冬季イルミネーション「Miyama Christmas Illumination」の開催時期
深山公園(道の駅 みやま公園周辺)の冬の風物詩として、毎年「Miyama Christmas Illumination(みやまクリスマスイルミネーション)」、通称「ミヤナリエ」とも呼ばれる大規模なイルミネーションが開催されます。
2025年度(今年)の開催情報については、現時点(2025年10月31日)ではまだ正式に発表されていません。例年11月上旬頃に詳細が発表されるため、公式サイトの確認が必須です。
(参考:例年の開催情報)
- イベント名: Miyama Christmas Illumination
- 開催期間(目安): 2025年11月下旬(例:勤労感謝の日周辺) ~ 12月25日(水)頃まで
- 点灯時間(目安): 17:00頃 ~ 21:00頃
- 開催場所: 道の駅 みやま公園 正面広場、「深山イギリス庭園」(※夜間開園、別途入園料が必要な場合あり)など
このイルミネーションは、数十万球のLEDが広大な敷地を彩り、光のトンネルや巨大なツリーなどが登場する、非常に見ごたえのあるイベントです。
【必見】紅葉とイルミネーションを同時に楽しめる期間は?
ここが、この記事でお伝えしたい最大の「穴場情報」です。
もう一度、それぞれのピーク時期を思い出してみましょう。
- 深山公園の紅葉ピーク: 11月下旬 ~ 12月上旬
- イルミネーション開始時期: 11月下旬 ~
そうです。この二つのイベントの時期は、「11月下旬から12月上旬にかけての約1~2週間」、見事に重なるのです。
この奇跡のコラボレーション期間中、特にイルミネーションのメイン会場の一つでもある「深山イギリス庭園」では、まだピークを迎えている(あるいは美しく散り始めている)紅葉の木々が、イルミネーションの幻想的な光に照らし出されるという、非常に贅沢な光景に出会える可能性があります。
「和」の紅葉と、「洋」のイルミネーション。この二つを同時に楽しめるのは、日本全国でも非常に珍しいケースです。紅葉狩りとクリスマス気分を一度に味わいたい方は、ぜひこの「11月下旬~12月上旬」のタイミングを狙って訪れてみてください。
夜間鑑賞の注意点(寒さ対策・足元)
この素晴らしい夜間鑑賞ですが、快適に楽しむためには、万全の準備が必要です。
1. 【最重要】徹底した「寒さ対策」
11月下旬~12月の岡山県南部の夜は、想像以上に冷え込みます。深山公園は広大で、池(中池)も近くにあるため、風が吹き抜けると体感温度は一気に下がります。「少し肌寒い」というレベルではなく、「真冬」の装備が必要です。
厚手のダウンジャケットや冬用コート、マフラー、手袋、ニット帽、そして貼るカイロなど、持てる限りの防寒具を総動員してください。寒さで鑑賞に集中できないのが、最ももったいない失敗です。
2. 足元の安全確保(暗闇)
イルミネーションが開催される「道の駅周辺」や「イギリス庭園内」は、照明や誘導があり安全です。しかし、そこから一歩外れた「もみじ谷」や「芝生広場」など、無料の公園エリアは、夜間は照明がなく「真っ暗闇」です。
夜間に紅葉を見ようと、照明のないエリアに足を踏み入れるのは、道に迷ったり、池に落ちたりする危険があるため絶対にやめてください。夜間鑑賞は、公式にライトアップ・イルミネーションがされている安全なエリア(道の駅周辺・イギリス庭園など)のみに留めましょう。駐車場から会場までが暗い場合に備え、小さな「懐中電灯」を一つ持っておくと安心です。
深山公園へのアクセス・駐車場・入園料(料金)
岡山県南部最大級の広さを誇る深山公園(みやまこうえん)。その広大な敷地での紅葉狩りや、夜のイルミネーションを快適に楽しむためには、料金体系、アクセス方法、そして駐車場の情報を事前に完璧に把握しておくことが不可欠です。
特に「料金」と「駐車場」に関しては、他の紅葉名所と比べて非常に良心的な設定となっており、それが家族連れなどに絶大な人気を誇る理由でもあります。ここでは、深山公園を訪れるための実用的な情報を詳しく解説します。
入園料(公園は無料・イギリス庭園は有料)
まず、深山公園の料金体系についてです。ここは「無料エリア」と「有料エリア」が明確に分かれています。
■ 深山公園(本体・無料エリア)
- 入園料: 無料
- 対象エリア: 「もみじ谷」、広大な芝生広場、「道の駅 みやま公園」、池の周辺の散策路、わんぱく広場(遊具)など、公園の敷地の大部分。
この記事で紹介した「もみじ谷」や「芝生広場でのピクニック」などは、すべて入園料無料で楽しむことができます。紅葉狩りだけが目的であれば、費用を気にせず満喫できるのが最大の魅力です。
■ 深山イギリス庭園(有料エリア)
- 入園料(目安): 大人 600円 / 小・中学生 300円
- 対象エリア: 公園内の一角にある、英国式の本格的な庭園(洋風建築、整形式庭園、バラ園など)。
洋風建築と紅葉のコントラストや、イルミネーションのメイン会場の一つであるこの庭園に入るには、別途入園料が必要です。日中と夜間(イルミネーション期間)で料金が異なる場合や、共通券が販売される場合もあるため、訪問前に「深山イギリス庭園」の公式サイトで最新の料金体系を確認してください。
【車】岡山・倉敷からのアクセスと「道の駅 みやま公園」
深山公園は広大な敷地と駐車場を持つため、アクセスは「車(レンタカー)」が圧倒的に便利で、最も推奨される方法です。岡山県南部の主要都市からのアクセスも良好です。
- 岡山市中心部(JR岡山駅周辺)から: 国道30号線を経由し、南へ約40分~50分。
- 倉敷市中心部(倉敷IC周辺)から: 国道2号線バイパス、県道などを経由し、約40分~50分。
- 最寄りIC: 瀬戸中央自動車道「水島IC」から約20分。または山陽自動車道「児島IC」から約20分。
カーナビゲーションシステムを利用する場合、目的地は「道の駅 みやま公園」(または深山公園)に設定するのが最も分かりやすく、駐車場の中心地に到着できます。
【重要】広大な「無料駐車場」の場所と混雑情報
車でのアクセスを強く推奨する最大の理由が、「約1,000台」収容可能とも言われる、広大で「無料」の駐車場が完備されていることです。
駐車場は「道の駅 みやま公園」を中心として、第1から第Xまで、敷地内に複数点在しています。どこに停めても、公園の散策をスタートできます。紅葉のメインスポット「もみじ谷」や「イギリス庭園」に近い駐車場から埋まっていきます。
【混雑情報】
■ 日中の混雑
紅葉シーズンの週末(土日・祝日)は、ピクニックや散策を楽しむ家族連れで賑わいます。お昼時(午前11時頃~午後2時頃)は駐車場が混み合いますが、キャパシティが非常に大きいため、満車で入れないという事態は比較的稀です。安心して訪れることができます。
■ 【最重要】夜間イルミネーションの混雑
最も混雑が予想されるのが、夜間の「クリスマスイルミネーション」開催期間中の週末(土日)です。点灯開始直後の17時過ぎから20時頃にかけては、この広大な無料駐車場が満車になる可能性があり、駐車場待ちの車列で周辺道路(国道30号線からの入口など)が渋滞することがあります。夜間に訪れる場合は、時間に余裕を持つか、あえて少し遅めの時間(例:19時半以降)を狙うなどの工夫も有効です。
【公共交通】JR岡山駅・宇野駅からのバスでの行き方
車がない場合、公共交通機関(路線バス)でもアクセス可能です。ただし、いくつかの注意点があります。
■ JR岡山駅から
- 乗り場: JR岡山駅東口 バスターミナル(例:2番のりば)
- 利用バス: 両備(りょうび)バス「玉野(宇野駅)・渋川」方面行き
- 降車バス停: 「深山公園入口」
- 所要時間: 約50分~60分
■ JR宇野駅(宇野線の終点)から
- 乗り場: JR宇野駅前 バスのりば
- 利用バス: 両備バス「岡山駅」方面行き
- 降車バス停: 「深山公園入口」
- 所要時間: 約15分
【最重要注意点】
- バス停からの距離: バス停「深山公園入口」は、公園の本当の入口(国道30号線沿い)にあります。紅葉の中心地である「道の駅」や「イギリス庭園」までは、バス停からさらに徒歩で約10分~15分、坂道を登る必要があります。
- 最終バスの時間: 夜間のイルミネーションを鑑賞して帰る場合、岡山駅や宇野駅へ戻る「最終バス」の時間は非常に早いです(例:19時台や20時台)。閉園時間(21:00)まで滞在すると、帰りのバスがない可能性が極めて高いため、公共交通機関での夜間訪問は、帰りの時刻表を完璧に調べ上げた上で計画してください。
まとめ:紅葉狩りの後は「おもちゃ王国」や「宇野港」もおすすめ
この記事では、2025年の岡山県玉野市「深山公園(みやまこうえん)」の紅葉について、見頃の時期から、無料エリア・有料エリア(イギリス庭園)それぞれの見どころ、そして「紅葉」と「イルミネーション」の奇跡的なコラボレーションまで、詳しく解説してきました。
深山公園の紅葉は、県北の渓谷とは異なり、広大な芝生や池と調和した、開放感あふれる「公園紅葉」です。特に、見頃が12月上旬まで続く「日本で最も遅い紅葉の一つ」であること、そして冬のイルミネーションと時期が重なる点が、他にない大きな魅力です。
深山公園の紅葉狩りのおさらい
2025年の秋(初冬)、深山公園の紅葉狩りを成功させるために、絶対に押さえておくべき最重要ポイントを最後におさらいします。
- 見頃の時期: 11月中旬 ~ 12月上旬。「12月に入ってもまだ紅葉が楽しめる」貴重なスポットです。
- 紅葉の楽しみ方(2種類): ①「無料」の広大な公園エリア(「もみじ谷」や芝生広場)でのびのびとピクニック。 ②「有料」の「深山イギリス庭園」で、洋風建築と調和した洗練された紅葉を楽しむ。
- 夜のハイライト: 紅葉そのもののライトアップはありませんが、11月下旬から始まる「クリスマスイルミネーション」と、ピーク終盤の「紅葉」を同時に楽しめる奇跡の期間があります。
- 【最重要】アクセス: 車(レンタカー)でのアクセスが最強です。約1,000台収容可能な「広大な無料駐車場」が完備されています。
- 【最重要】服装(夜間): イルミネーションを見る11月下旬~12月の夜は「真冬」の寒さです。ダウンジャケット、手袋、カイロなど、万全の防寒対策が必須です。
セットで巡りたい!玉野市のおすすめ周遊スポット
深山公園での紅葉狩りは、広大な敷地でのんびり過ごすのが醍醐味(だいごみ)ですが、せっかく玉野市(たまのし)まで来たのなら、周辺の魅力的なスポットと組み合わせるのがおすすめです。特に、深山公園は家族連れにもカップルにも対応できる、周遊プランの拠点として最適です。
① おもちゃ王国(車で約3分)
深山公園のすぐお隣(車で数分)には、子どもたちに大人気のテーマパーク「おもちゃ王国」があります。
「午前中は深山公園の芝生広場で紅葉ピクニック&遊具で遊び、午後は『おもちゃ王国』でアトラクションやパビリオンを楽しむ」というのは、小さなお子様がいるご家族にとって、まさに完璧な一日プランです。移動距離がほぼゼロなので、親御さんの負担も少ないのが大きな魅力です。
② 宇野港(うのこう)・瀬戸内国際芸術祭のアート群(車で約15分)
玉野市のもう一つの顔が、「瀬戸内海」と「アート」です。深山公園から車で約15分ほどの場所にある「宇野港」は、直島(なおしま)や豊島(てしま)など、アートの島々への玄関口となっています。
港の周辺には、「瀬戸内国際芸術祭」の作品であるカラフルな「宇野のチヌ」や「宇野のコチヌ」、JR宇野駅のアート駅舎など、屋外アートが点在しており、船に乗らなくても「アート散歩」が楽しめます。
「午前中は深山公園で紅葉(山)を楽しみ、午後は宇野港でアートと海(瀬戸内海)を楽しむ」という、自然と文化を一日で満喫できる、お洒落な大人デートプランも可能です。
2025年の秋は、深山公園の「遅い紅葉」と「イルミネーション」を楽しみつつ、ご自身のプランに合わせて、周辺のテーマパークやアートスポットも巡る、充実した岡山・玉野の旅を計画してみてはいかがでしょうか。