越後丘陵公園のコキアの紅葉

新潟県

【2025】越後丘陵公園・もみじ園の紅葉の見頃時期、見どころを解説

越後丘陵公園とは?紅葉と秋バラを同時に楽しむ贅沢

長岡のもみじ園の紅葉
新潟県長岡市に広がる「国営越後丘陵公園」は、広大な敷地の中に多彩な施設が揃う、一日中楽しめる公園です。四季折々の花々が美しいことでも知られますが、秋の魅力は格別。燃えるような「紅葉」と、気品あふれる「秋バラ」という、二つの秋の美を同時に味わえる、全国的にも非常に珍しい贅沢な場所なのです。

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北陸地方唯一の国営公園

越後丘陵公園は、約400ヘクタール(東京ドーム約85個分)という広大な面積を誇る、北陸地方で唯一の国営公園です。

園内には、大型の木製遊具や、白い山のようなトランポリン「ふわふわドーム」といった子どもたちが大喜びするエリアから、美しい花畑、バーベキュー場、里山の自然体験ができるエリアまで、多彩な施設が点在しています。家族連れ、カップル、友人同士など、どんな世代の人が訪れても楽しめる懐の深さが、多くの人に愛される理由です。

秋の二大主役「紅葉」と「秋バラ」

秋の越後丘陵公園には、二つの主役がいます。一つは、園内の「もみじ園」などを真っ赤に染め上げる、約500本のカエデが織りなす「紅葉」。日本の伝統的な秋の美しさを存分に感じさせてくれます。

そしてもう一つが、「香りのばら園」で咲き誇る「秋バラ」です。バラは春のイメージが強いですが、秋にも見事な花を咲かせます。秋バラは、春に比べて花数は少ないものの、一つ一つの花の色が濃く、香りが非常に豊かになるのが特徴。この二つの秋の美の競演を一度に楽しめるのが、越後丘陵公園の秋が持つ、最大の魅力と言えるでしょう。

【2025年】越後丘陵公園の紅葉の見頃はいつ?

越後丘陵公園の秋の最大の魅力である、「紅葉」と「秋バラ」の豪華な共演。この二つの主役が最も美しく輝くタイミングを狙って訪れたいものです。ここでは、それぞれのベストシーズンと、2025年のピーク予想、そしてお出かけ前に役立つ最新情報の確認方法について詳しく解説します。

10月下旬から11月中旬がベストシーズン

越後丘陵公園の紅葉は、例年10月中旬頃から園内の木々が色づき始め、ピークを迎えるのは10月下旬から11月中旬にかけてです。

一方、「香りのばら園」で咲く秋バラの見頃は、10月いっぱいが中心となります。つまり、10月下旬から11月上旬にかけての期間が、見頃の秋バラと、ピークを迎え始めた紅葉の両方を一度に楽しめる、最も贅沢な「ゴールデン期間」と言えるでしょう。

2025年のピーク予想と最新の色づき状況の確認方法

2025年10月上旬現在、秋の気温は平年並みに推移する見込みです。そのため、紅葉・秋バラの見頃も例年通りに進むと予想されます。2025年のピークは、10月最後の週末から11月の文化の日を挟んだ連休あたりとなる可能性が高いでしょう。

より正確な情報を得るためには、お出かけ前に以下の方法で最新の状況を確認するのがおすすめです。

  • 越後丘陵公園 公式サイト:
    トップページの「開花情報」で、紅葉・秋バラ・コキアなど、園内全体の植物の見頃状況が写真付きで詳しく、かつ頻繁に更新されます。最も信頼できる情報源です。
  • 越後丘陵公園 公式SNS(X, Instagram, Facebook):
    公式サイトと連動し、日々の園内の様子がリアルタイムで発信されます。特に美しい写真が多く投稿されるため、訪問前の期待感も高まります。
  • SNSのハッシュタグ検索:
    「#越後丘陵公園」や「#えちきゅう」(公園の愛称)で検索すると、訪れた人の最新の投稿を見ることができます。

【最大の見どころ】紅葉ライトアップと香りのばら園

秋の越後丘陵公園で、昼間の景色と共に絶対に外せないのが、夜間に開催される「紅葉ライトアップ」です。園内が幻想的な光に包まれ、昼間とは全く異なる表情を見せます。特に、この公園ならではの「秋バラ」との共演は、他では決して味わえない特別な体験です。

2025年「紅葉ライトアップ」の開催概要(予想)

越後丘陵公園の紅葉ライトアップは、例年、紅葉と秋バラが共に見頃を迎える時期に行われます。2025年も、10月下旬から11月上旬にかけての約2週間、開催される可能性が高いでしょう。

期間中は開園時間が延長され、点灯時間は日没後の午後4時30分頃から午後9時までとなるのが通例です。詳細な日程は10月上旬頃に公式サイトで発表されるため、お出かけ前には必ず最新情報をご確認ください。

もみじ園の幻想的な夜の姿

ライトアップのメイン会場となるのが、園内一の紅葉スポット「もみじ園」です。約500本のカエデが下からの光で照らし出され、闇夜に燃えるように浮かび上がる様は、息をのむほどの美しさ。

園内の小川や池の水面に、光る紅葉が映り込む「逆さ紅葉」もまた格別です。静寂と冷たく澄んだ空気の中、幻想的に輝く紅葉のトンネルを歩けば、まるで別世界に迷い込んだかのような感動を味わえます。

ライトアップ期間中のばら園について

このイベントが特別なのは、紅葉だけでなく「香りのばら園」も同時にライトアップされる点です。

夜の闇の中で、優雅な花姿の秋バラがほのかに照らし出される光景は、非常にロマンチック。気温が下がる夜は、バラの香りが日中よりも一層豊かに感じられるとも言われています。「ライトアップされた紅葉」と「ライトアップされた秋バラ」、この二つの絶景を一度に楽しめるのは、越後丘陵公園ならではの、この上ない贅沢です。

紅葉の見どころとおすすめ散策・撮影スポット

広大な越後丘陵公園には、秋の美しさを堪能できるスポットがいくつも点在しています。燃えるような赤色に包まれる場所から、可憐な花との共演が楽しめる場所、そして日本の原風景を感じる場所まで、それぞれに異なる魅力があります。ここでは、特におすすめの3つのエリアをご紹介します。

【もみじ園】約500本のカエデが色づくメインスポット

公園の紅葉のハイライトといえば、何といっても「もみじ園」です。その名の通り、園内にはイロハモミジやオオモミジなど約500本のカエデ類が植えられており、見頃の時期にはエリア全体が燃えるような赤やオレンジ色に染まります。

園内の小川や池の水面に紅葉が映り込む様子もまた格別です。夜間ライトアップのメイン会場でもあり、昼も夜も多くの人々を魅了する、園内随一の紅葉スポットです。

【花の丘】真っ赤に染まるコキアも必見

もみじ園の紅葉より一足早く、10月中旬に見頃を迎えるのが「花の丘」のコキアです。夏の間は爽やかな緑色だった約6000株のコキアが、秋になると一斉に燃えるような真っ赤に色づきます。

丘一面がふわふわ、もこもこの赤い絨毯のようになる光景は、ユニークで写真映えも抜群。10月下旬に訪れれば、ピークを過ぎたコキアのグラデーションと、色づき始めた園内の紅葉の両方を楽しめるかもしれません。

【里山フィールドミュージアム】ススキと草紅葉

華やかな紅葉とは一味違う、しっとりとした日本の秋の風情を感じたいなら、「里山フィールドミュージアム」エリアがおすすめです。昔ながらの棚田や茅葺屋根の古民家が点在し、越後の原風景が広がっています。

秋には、太陽の光を浴びてきらきらと輝くススキの穂や、足元で色づく「草紅葉(くさもみじ)」が楽しめます。賑やかなメインエリアから少し離れて、静かな里山を散策しながら、心穏やかな秋の一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

家族で一日楽しめる!大型遊具や体験イベント

国営越後丘陵公園が多くのファミリー層から絶大な支持を得ている理由の一つが、子どもたちが夢中になって遊べる大型遊具の充実ぶりです。「紅葉だけだと子どもが退屈してしまうかも…」という心配は、この公園では無用。美しい紅葉と、子どもたちの歓声を同時に楽しめるのが、越後丘陵公園ならではの魅力です。

ふわふわドームや大型複合遊具

園内の「健康ゾーン」には、子どもたちのための広大な遊び場があります。中でも一番人気なのが、白い山のような巨大なトランポリン「ふわふわドーム」です。飛んだり跳ねたり、寝転がったりと、子どもたちが思い切り体を動かして遊ぶことができます。

その隣には、砦のような大型の木製複合遊具もあり、長いローラー滑り台などが大人気。秋には、これらの遊具の周りの木々も美しく色づきます。紅葉に囲まれながら遊具で遊ぶ子どもたちの姿は、絶好のシャッターチャンスになるでしょう。

木の実のクラフトなど秋の体験教室

体を動かすだけでなく、創造性を育む体験ができるのも、国営公園ならではの魅力です。園内の「花と緑の館」などでは、週末を中心に様々な体験教室が開催されます。

秋のシーズンには、公園内で拾ったドングリや松ぼっくり、色づいた葉っぱなどを使ったクラフト体験が特に人気。自分だけの「秋の思い出の品」を作ることができます。雨の日でも楽しめるので、お出かけ前に公式サイトでイベントスケジュールをチェックしてみてはいかがでしょうか。(※体験教室は別途参加費が必要な場合があります)

アクセス・入園料・駐車場情報

広大な越後丘陵公園へのお出かけを計画する上で、アクセス方法や料金といった実用的な情報は欠かせません。ここでは、車と公共交通機関それぞれのアクセス方法と、駐車料金、そして公園の入園料について、分かりやすくまとめました。

【車】関越道「長岡IC」からのアクセスと駐車料金

越後丘陵公園へのアクセスは、広大な敷地を効率よく楽しむためにも、車が最も便利です。関越自動車道の「長岡IC」で降り、国道8号線を経由して約10分で到着します。インターチェンジから非常に近いのが嬉しいポイントです。

駐車場は約2,000台を収容できる大規模な有料駐車場が完備されています。駐車料金は以下の通りです。

  • 普通車:320円
  • 二輪車:100円

【電車・バス】JR長岡駅からのアクセス

公共交通機関を利用する場合、上越新幹線も停車する「JR長岡駅」が起点となります。

長岡駅大手口のバスロータリー8番線から、越後交通バスの「越後丘陵公園」行きに乗車し、終点で下車します。所要時間は約40分です。

ただし、バスの運行本数は1時間に1本程度と限られているため、特に帰りのバスの最終時刻は、事前に必ず確認しておきましょう。

入園料(大人・65歳以上・中学生以下)

国営公園である越後丘陵公園の入園料は以下の通りです。

  • 大人(15歳以上):450円
  • シルバー(65歳以上):210円 (年齢が確認できる証明書が必要)
  • 中学生以下:無料

中学生以下のお子様の入園料が無料なのは、ファミリー層にとって非常に大きな魅力です。なお、この入園料で、紅葉ライトアップも楽しむことができます。

まとめ

長岡のもみじ園の紅葉
この記事では、2025年の国営越後丘陵公園の紅葉について、見頃の時期や見どころ、イベント情報からアクセス方法まで詳しく解説しました。

北陸地方唯一の国営公園である越後丘陵公園。その秋最大の魅力は、燃えるような「紅葉」と、香り高い「秋バラ」の豪華な共演を一度に楽しめることです。

見頃となる10月下旬から11月中旬にかけては、園内の「もみじ園」や「香りのばら園」が幻想的に照らされる夜間ライトアップも開催され、昼も夜も楽しむことができます。

さらに、日本最大級の大型遊具も充実しており、お子様連れのファミリーにとっては最高の行楽スポットです。ぜひこの記事を参考に、美しい花々と紅葉、そして遊びが詰まった、越後丘陵公園ならではの秋の一日を満喫してみてはいかがでしょうか。

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