2025年最新!対馬の紅葉の見頃時期はいつ?

九州と韓国の間に浮かぶ「国境の島」、長崎県・対馬。島の約9割を森林が占める豊かな自然郷であり、秋になると島全体が美しい色彩に包まれます。
対馬の紅葉は、一般的な紅葉名所とは異なり、手つかずの原生林と歴史遺産(城跡など)、そして背景に広がる青い海とのダイナミックなコントラストを楽しめるのが最大の魅力です。
特に、島随一の紅葉スポットとして知られる「舟志(しゅうし)のもみじ街道」は、多くの観光客を魅了します。
ここでは、2025年に対馬の紅葉狩りを計画している方へ向けて、最新の見頃時期や、最重要イベントである「もみじ街道まつり」について詳しく解説します。
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例年の見頃は11月上旬~11月下旬
対馬の紅葉は、九州本土(例:長崎市街)とほぼ同じか、山間部では少し早い時期に見頃を迎えます。
例年、11月の上旬頃から島内の山々(白嶽や城山など)が色づき始め、中旬にかけてピークを迎えます。
最も人気のある「舟志のもみじ街道」の見頃は、例年11月中旬~下旬です。街道沿いに植えられたカエデやモミジが一斉に色づき、圧巻の「紅葉のトンネル」を作り出します。
標高や日当たりによって島内でも微妙に時期がずれるため、11月上旬から下旬まで、比較的長い期間、島のどこかで紅葉を楽しめるのも特徴です。
2025年の色づき状況と紅葉予想
2025年の紅葉シーズン(現在11月7日)は、まさにこれからピークへと向かう絶好のタイミングです。
現在の色づき状況は、山間部で「色づき始め~5分程度」、メインの「舟志のもみじ街道」では「色づき始め」といったところです。
今年は夏から秋にかけての気象条件も良好で、秋の朝晩の冷え込みも順調に訪れているため、例年以上に鮮やかで美しい紅葉が期待できると予想されています。
予想されるベストシーズンは「11月15日(土)~11月30日(日)」あたりとなりそうです。この期間は、後述する「もみじ街道まつり」とも重なり、対馬が最も華やぐ時期となるでしょう。
対馬の紅葉 必見の見どころ(もみじ街道・城山)
対馬の紅葉は、ただ美しいだけではありません。「国境の島」ならではの歴史遺産や、複雑なリアス式海岸が織りなす「海」と、鮮やかな「紅葉」が融合する、非常にダイナミックでスケールの大きな風景を楽しめるのが最大の魅力です。ここでは、対馬を訪れたら必ず見ておきたい、必見の紅葉スポットを4つ厳選して紹介します。
見どころ1. 舟志(しゅうし)のもみじ街道|約8km続く紅葉のトンネル
対馬の紅葉と言えば、まず誰もがこの場所を思い浮かべる、島内随一の紅葉スポットが「舟志(しゅうし)のもみじ街道」です。
上対馬町の舟志地区、県道39号線沿い約8kmにわたって続くこの街道は、秋になると圧巻の姿を見せます。
街道の両側には、カエデやモミジ、イチョウなどが植えられており、紅葉のピーク時には鮮やかな赤や黄色、オレンジ色の木々が頭上を覆い尽くし、まるで「紅葉のトンネル」の中をドライブ(または散策)しているかのような幻想的な体験ができます。
木漏れ日が落ち葉の絨毯に降り注ぐ様子や、風が吹くたびに色とりどりの葉が舞い散る光景は、息をのむほどの美しさです。
「もみじ街道まつり」の期間中は、夜間ライトアップも実施され、日中とは全く異なる幽玄な雰囲気も楽しめます。対馬の秋を語る上で、絶対に外すことのできないハイライトです。
見どころ2. 城山(金田城跡)|古代山城の石垣と紅葉のコントラスト
歴史ロマンと紅葉を同時に楽しみたいなら、「城山(じょうやま)」がおすすめです。ここは美津島町に位置し、飛鳥時代(7世紀)に築かれた古代山城「金田城(かなたのき)」の跡地として、国の特別史跡に指定されています。
当時の防人(さきもり)たちが守ったこの城山は、秋になると山全体が紅葉します。最大の見どころは、苔むした壮大な「石垣」と、その周囲を彩る鮮やかな「紅葉」のコントラストです。長い歳月を経てきた歴史の重みを感じる石垣に、燃えるような赤色のモミジが寄り添う風景は、他では決して見ることのできない、対馬ならではの荘厳な美しさです。
山頂(標高276m)まで登れば(軽いハイキングが必要です)、眼下に広がる浅茅湾の絶景と紅葉を一望できます。
見どころ3. 烏帽子岳(えぼしだけ)展望台|浅茅湾(あそうわん)の多島美と紅葉
「対馬らしい景色」として最も有名な、複雑なリアス式海岸「浅茅湾」を一望できる絶景スポットが「烏帽子岳展望台」です。
豊玉町に位置し、標高176mの山頂付近まで車で登ることができ、駐車場から展望台までは徒歩わずか1~2分というアクセスの良さも魅力です。
この展望台からは、360度の大パノラマで、無数の島々が浮かぶ浅茅湾の多島美を堪能できます。秋になると、その島々(山の稜線)が紅葉によって赤や黄色に色づき、「青い海」と「紅葉の島々」という、まるで絵画のような絶景が広がります。
特に、空気が澄んだ日の夕景は格別で、夕陽に照らされて輝く海と紅葉が幻想的なコントラストを描き出します。
見どころ4. 白嶽(しらたけ)|登山道と山頂から望む紅葉
体力に自信があり、本格的な登山と紅葉を楽しみたい健脚な方には、「白嶽」(標高519m)がおすすめです。対馬の霊峰として古くから信仰の対象とされてきた山です。
登山口から山頂までは往復で約3~4時間かかりますが、その登山道は手つかずの原生林に包まれており、紅葉の時期は「紅葉のトンネル」の中を歩くことができます。
最大のご褒美は、山頂付近の巨大な岩(雄岩・雌岩)の上から見下ろす絶景です。スリリングな岩場を乗り越えた先には、360度さえぎるものが何もない大パノラマが待っており、眼下に広がる浅茅湾や、紅葉に染まった対馬の山々を一望できます。
【所要時間別】紅葉狩りおすすめドライブ・散策コース
対馬は広いため、目的に合わせてコースを組むのが賢明です。
- 【王道ドライブコース】(所要時間:半日~)「舟志のもみじ街道」と「烏帽子岳展望台」を組み合わせるコース。対馬の「紅葉のトンネル」と「海と紅葉のパノラマ」という二大絶景を、車メインで効率よく楽しめます。
- 【歴史ハイキングコース】(所要時間:約2~3時間)「城山(金田城跡)」をメインに据え、古代の石垣と紅葉のコントラストを楽しみながら、山頂からの浅茅湾の眺望も楽しむコースです。
- 【本格登山コース】(所要時間:約3~4時間 ※登山のみ)「白嶽」登山に挑戦。原生林の紅葉と、山頂の岩場からのスリリングな絶景を楽しみたい健脚な方向けのコースです。
対馬へのアクセスと島内の移動手段・駐車場
国境の島・対馬で紅葉を楽しむためには、他の紅葉スポットとは根本的に異なる、2段階のアクセス準備が必要です。
まず「① 対馬島へ渡る方法(飛行機・船)」を確保し、次に「② 島内を移動する手段(レンタカー)」を確保しなければなりません。
特に紅葉シーズンは観光客が増えるため、「島に着いたけど移動手段がない」という事態を避けるため、事前の計画と予約が不可欠です。ここでは、対馬への行き方と、島内での移動方法について詳しく解説します。
【STEP1】まずは対馬へ!島外からのアクセス(飛行機・フェリー)
対馬への主なアクセス方法は、福岡または長崎からの「飛行機」か、博多港(福岡)からの「フェリー・高速船」の2択です。
飛行機でのアクセス(福岡空港・長崎空港から)
・福岡空港 ⇔ 対馬やまねこ空港
ANA(ANAウイングス)とORC(オリエンタルエアブリッジ)の共同運航便が1日に複数便就航しています。
所要時間:わずか約35分。最も早く、時間を有効に使いたい方におすすめです。
・長崎空港 ⇔ 対馬やまねこ空港
ORC(オリエンタルエアブリッジ)が1日に複数便就航しています。
所要時間:約35分。
フェリー・高速船でのアクセス(博多港から)
福岡市の「博多港」から、九州郵船が運航しています。
・高速船(ジェットフォイル)
所要時間:厳原(いづはら)港まで 約2時間15分。
船の中では最速ですが、車は積めません。
・フェリー
所要時間:厳原港まで 約4時間45分。
時間はかかりますが、料金が最も安価です。また、マイカーやバイクをそのまま対馬に持ち込めるのが最大のメリットです。(※要車両予約)
【STEP2】島内の移動手段(※レンタカーが必須)
対馬の紅葉狩りにおいて、これが最も重要なポイントです。
紅葉スポットを巡るにはレンタカーの事前予約が必須
対馬の紅葉スポット(舟志のもみじ街道、城山、烏帽子岳など)は、島内の広範囲に点在しています。
また、対馬は南北に約82kmもある非常に細長い島で、主要な港や空港から各スポットまでもかなりの距離があります(例:厳原港から舟志のもみじ街道まで車で約2時間)。
島内の路線バスは本数が非常に少なく、観光地巡りには適していません。
そのため、島内での移動は「レンタカー」が唯一かつ必須の手段となります。
【最重要】
島内のレンタカーの台数には限りがあります。紅葉シーズンや「もみじ街道まつり」の週末は、飛行機や船の予約が取れても、レンタカーが全て予約で埋まっているという事態が頻発します。
対馬への旅行が決まったら、「飛行機・宿の予約と同時に、レンタカーの予約を必ず済ませる」ようにしてください。
路線バスでのアクセスは可能?
A. 「舟志のもみじ街道」や「城山」など、主要な紅葉スポットへピンポイントで行く路線バスはありません。最寄りのバス停からも数キロ以上離れていることが多く、現実的ではありません。観光タクシーをチャーターする以外は、レンタカーが必須です。
(※まつり当日に限り、臨時シャトルバスが運行される場合がありますが、基本は車での移動が前提です)
【重要】「舟志のもみじ街道」の駐車場情報(台数・混雑)
島内最大の紅葉スポット「舟志のもみじ街道」の駐車場情報です。
- 場所:もみじ街道の中間地点付近に、「もみじ街道まつり」用の特設駐車場(広場)が設けられます。
- 収容台数:約100台程度
- 料金:無料
Q&A|紅葉狩りの服装・気温・食事処は?
Q1. どんな服装がおすすめ?(※海風と寒暖差に注意)
A. 11月の対馬の気温は、福岡や長崎とほぼ同じか、わずかに低いくらいです。
ただし、「国境の島」であるため、海からの風が非常に強いのが特徴です。体感温度は気温以上に低く感じます。
・服装:日中はシャツやセーターに、風を通さないウィンドブレーカーやジャケットを羽織るのが基本です。ライトアップを見に行く場合は、ダウンジャケットや手袋、ニット帽など、冬用の防寒着が必須です。
・靴:「もみじ街道」や「烏帽子岳展望台」だけならスニーカーで十分です。「城山(金田城跡)」や「白嶽」に登る場合は、必ず登山靴(トレッキングシューズ)を用意してください。
Q2. 周辺でランチ(食事)できる場所はある?
A. 「舟志のもみじ街道」の周辺には、常設の飲食店やコンビニはほぼありません。
・まつり開催中:特設会場の屋台(とんちゃん、うどん、豚汁など)がメインの食事場所となります。
・平日など:対馬の主要な町である「厳原(いづはら)」や「比田勝(ひたかつ)」の市街地で食事を済ませるか、事前にお弁当やパンなどを購入し、持参するのが確実です。
まとめ:対馬で「海・歴史・紅葉」の壮大な秋景色を楽しもう
この記事では、2025年に訪れたい長崎県「国境の島・対馬」の紅葉について、見頃の時期から必見の見どころ、最大のイベント「もみじ街道まつり」、そして最も重要なアクセス方法まで、詳しく解説しました。
対馬の紅葉の最大の魅力は、一般的な紅葉とは一線を画す、そのスケールの大きさと多様性にあります。
・島随一の名所、約8kmにわたる「舟志のもみじ街道」の紅葉トンネル。
・古代山城の「城山(金田城跡)」の石垣と紅葉が織りなす、歴史ロマンあふれる風景。
・「烏帽子岳展望台」から望む、「浅茅湾(あそうわん)の青い海」と「紅葉の多島美」という、島ならではの圧巻のコントラスト。
2025年の見頃は11月上旬から下旬、メインの「もみじ街道」は11月中旬~下旬がピークと予想されており、まつりやライトアップも楽しめる最高のシーズンを迎えます。
ただし、この「島ならでは」の絶景を楽しむためには、他のどの紅葉スポットよりも入念な「事前の計画」と「予約」が不可欠です。訪問を計画する方は、以下の4つの最重要ポイントを必ず確認し、万全の準備で臨んでください。
- アクセス:対馬への「渡航手段」の確保・まず「対馬やまねこ空港」へ飛行機(福岡・長崎から)で行くか、「博多港」からフェリー・高速船で行くか、島への渡航手段を確定させてください。
- アクセス:「レンタカーの事前予約」が必須(最重要)・対馬は南北に約82kmと非常に細長く、紅葉スポットは島内全域に点在しています。
・路線バスでの観光は困難なため、島内の移動は「レンタカー」が必須です。
・島内のレンタカーの台数は限られています。紅葉シーズン(特に週末)は、飛行機や宿より先にレンタカーが予約で埋まることが頻発します。
・「飛行機・宿・レンタカー」は必ずセットで、できるだけ早く予約してください。
- 服装と装備:「防寒対策」と「食事の準備」・服装:11月の対馬は海風が非常に強く、体感温度は低いです。風を通さないジャケットやダウン、手袋、帽子などの防寒対策をしっかり行ってください。「城山」や「白嶽」に登る場合は「登山靴」が必須です。
・食事:「もみじ街道」周辺には常設の飲食店がありません。まつりの屋台を利用するか、事前に市街地でお弁当や飲み物を購入・持参してください。
「レンタカーの確保」という最大のハードルさえクリアすれば、対馬は九州本土では決して見ることのできない、壮大で感動的な秋の絶景であなたを迎えてくれます。入念な準備で、国境の島の秋を満喫してください。
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