獅子吼高原の紅葉

石川県

【2025】獅子吼高原の紅葉の見頃時期、見どころを解説

獅子吼高原とは?ゴンドラで上る天空の絶景スポット

石川県白山市に位置する「獅子吼高原(ししくこうげん)」は、ただ紅葉を眺めるだけではない、ダイナミックな秋の絶景が楽しめる場所として知られています。ゴンドラに乗って一気に駆け上がる高原からは、息をのむような大パノラマが広がり、秋にはそのすべてが美しい色彩で染まります。ここではまず、獅子吼高原が持つユニークな魅力についてご紹介します。

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スカイスポーツの聖地

獅子吼高原は、パラグライダーやハンググライダーといったスカイスポーツの聖地として、全国的に有名です。高原の地形が安定した上昇気流を生み出すため、絶好のフライトスポットとなっています。

秋のシーズンには、紅葉に染まる山々を背景に、カラフルなパラグライダーが優雅に空を舞うという、他では決して見られない感動的な風景に出会えます。この躍動感あふれる光景こそ、獅子吼高原ならではの秋の魅力です。

山頂から加賀平野と日本海を一望

獅子吼高原の山頂エリアへは、ゴンドラ「スカイ獅子吼」に乗って、約5分で気軽にアクセスすることができます。標高650mの高原からは、眼下に広がる雄大な加賀平野と、その先きらめく日本海を一望する、遮るもののない大パノラマが待っています。

空気が澄んだ日には、遠く能登半島や、霊峰・白山の姿を望むことも。この雄大な景色が、秋には燃えるような赤や黄色に染まり、訪れる人々に大きな感動を与えてくれます。

【2025年】獅子吼高原の紅葉の見頃はいつ?

ゴンドラに乗って、天空の絶景と紅葉の絨毯を楽しめる獅子吼高原。標高650mの高原に位置するため、平野部の金沢市街地などよりも一足早く、秋の訪れを感じることができます。ここでは、2025年の紅葉の見頃予想と、最新情報を確認する方法を詳しく解説します。

10月下旬から11月中旬がベストシーズン

獅子吼高原の紅葉は、例年10月中旬頃から山全体が色づき始め、見頃のピークを迎えるのは10月下旬から11月中旬にかけてです。

ブナやナラ、カエデといった木々が、山肌を赤や黄色、オレンジの鮮やかなグラデーションで染め上げます。ゴンドラから見下ろす紅葉と、山頂から見渡す紅葉の両方が最も美しくなるのがこの時期。空気が澄んでいる日が多く、加賀平野や日本海の絶景と共に、最高の紅葉狩りが楽しめます。

2025年のピーク予想と最新の色づき状況の確認方法

2025年10月上旬現在、秋の気温は平年並みに推移する見込みです。そのため、紅葉の色づきも例年通りに進むと予想されます。2025年のピークは、11月上旬頃となる可能性が高いでしょう。

より正確な情報を得るためには、お出かけ前に以下の方法で最新の状況を確認するのがおすすめです。

  • スカイ獅子吼(ゴンドラ)公式サイト:
    ゴンドラの運行情報と共に、高原の紅葉の色づき状況が写真付きで更新されます。最も信頼できる情報源です。
  • 白山市観光連盟 公式サイト:
    市の観光情報として、紅葉の見頃が案内されることがあります。
  • SNS(InstagramやX):
    「#獅子吼高原」や「#スカイ獅子吼」のハッシュタグで検索すると、訪れた人のリアルタイムな投稿を見ることができます。特にパラグライダーを楽しむ人が空から撮影した、ダイナミックな紅葉の写真が見られることもあります。

紅葉の見どころとおすすめ撮影スポット

標高650mの獅子吼高原は、ゴンドラに乗っている間も、山頂に到着してからも、様々な角度から紅葉の絶景を楽しむことができます。ここでは、獅子吼高原ならではのユニークな見どころと、おすすめの過ごし方をご紹介します。

【ゴンドラ】眼下に広がる紅葉の絨毯を空中散歩

約5分間のゴンドラの旅は、それ自体が最高のアトラクションです。山麓駅を出発し、ぐんぐんと高度を上げていくと、眼下には一面の「紅葉の絨毯」が広がります。

赤や黄色、オレンジに染まった木々の上を滑るように進んでいく様は、まさに空中散歩。ゴンドラの大きな窓から、遮るもののない紅葉の大パノラマを独り占めする贅沢な時間を楽しめます。

【山頂エリア】カラフルなパラグライダーと紅葉の共演

獅子吼高原の秋を最も象徴するのが、紅葉とパラグライダーが織りなす、躍動感あふれる風景です。

山頂のテイクオフエリアでは、色とりどりのパラグライダーが次々と大空へ飛び立っていきます。紅葉に染まる山々を背景に、カラフルな翼が優雅に舞う光景は、他では決して見ることのできない、獅子吼高原だけの絶景。常に動きのある被写体なので、いつまでも飽きずに眺めていられますし、絶好のシャッターチャンスに満ちています。

【奥獅子吼山】健脚向けの絶景ハイキング

「もっと深く自然の中を歩きたい」という健脚な方には、ゴンドラ山頂駅からさらに奥、標高928mの「奥獅子吼山(おくししくやま)」を目指すハイキングコースもおすすめです。

黄金色に輝くブナ林の中を歩く、約2時間の周遊コースは、森林浴と紅葉狩りを満喫するのに最適。山頂からの眺めもまた格別です。ただし、本格的な山道となるため、トレッキングシューズなどのしっかりとした靴と服装で臨みましょう。

家族で楽しむ!高原のアクティビティと施設

獅子吼高原は、絶景をただ眺めるだけの場所ではありません。ゴンドラで登った山頂エリアには、レストランやバーベキュー場、そして子どもやペットが楽しめる施設も充実しており、家族みんなで一日中楽しむことができます。紅葉に囲まれながら、秋の高原を満喫しましょう。

高原レストランでの絶景ランチ

ゴンドラ山頂駅に隣接する「高原レストラン」では、ガラス張りの大きな窓から、加賀平野の大パノラマを眺めながら食事を楽しむことができます。

眼下に広がる紅葉と、大空へ飛び立つパラグライダーを眺めながらいただくランチは格別です。メニューは、カレーやうどん、そばといった定番のものが中心。絶景が最高のごちそうになる、贅沢な時間を過ごせます。

手ぶらでBBQ(バーベキュー)

秋の高原の澄んだ空気の中で、バーベキューを楽しむのもおすすめです。高原には屋根付きのバーベキュー施設が完備されています。

食材と機材が全てセットになった「手ぶらでBBQ」プランを予約すれば、事前の準備や後片付けの心配も不要。紅葉狩りと一緒に、気軽にアウトドアクッキングが楽しめます。家族やグループで利用すれば、盛り上がること間違いなしです。(※要予約)

こども広場やドッグランも

高原エリアには、お子様が遊べる「こども広場」もあります。滑り台などの遊具が設置されており、絶景に少し飽きてしまったお子様も、ここで元気に体を動かして遊ぶことができます。

また、ペット連れのファミリーに嬉しい「ドッグラン」も完備。リードを外して、ワンちゃんを思い切り走らせてあげることができます。高原の爽やかな空気の中、大切なペットと一緒に秋の一日を過ごせるのも、獅子吼高原の魅力です。

ゴンドラの料金・営業時間とアクセス情報

標高650mの獅子吼高原へ、わずか5分で運んでくれるゴンドラ「スカイ獅子吼」。絶景を楽しむための基本情報となる、料金や営業時間、そして現地までのアクセス方法を詳しく解説します。

ゴンドラの往復・片道料金と運行時間

2025年秋の紅葉シーズンの料金と運行時間は以下の通りです。(※予定。最新情報は公式サイトでご確認ください)

  • 運行期間:11月下旬頃まで(積雪状況により変動)
  • 営業時間:午前10時 ~ 午後5時(上り最終 午後4時30分)
  • 往復料金:大人 1,100円 / 小人 550円
  • 片道料金:大人 650円 / 小人 350円

強風などの悪天候により運休する場合があるため、訪れる当日の朝、公式サイトや電話で運行状況を確認すると安心です。

【車】北陸道「白山IC」からのアクセスと無料駐車場

獅子吼高原へのアクセスは、車が最も便利です。北陸自動車道の「白山IC」で降り、国道157号線などを経由して約20分でゴンドラ山麓駅に到着します。

ゴンドラ山麓駅には、約500台を収容できる広大な無料駐車場が完備されています。紅葉シーズンの週末は混雑しますが、駐車スペースに余裕があるのは嬉しいポイントです。

【電車・バス】北陸鉄道石川線「鶴来駅」からのアクセス

公共交通機関を利用する場合、北陸鉄道石川線の終点「鶴来駅(つるぎえき)」が起点となります。

鶴来駅からは、白山市のコミュニティバス「めぐーる」に乗車し、「スカイ獅子吼」バス停で下車します。所要時間は約10分です。

ただし、このバスは運行本数が非常に少ないため、利用する場合は事前に時刻表を綿密に確認することが必須です。特に、帰りの最終バスの時間は必ず把握しておきましょう。鶴来駅からタクシーを利用すれば、約5~10分で到着します。

紅葉シーズンの混雑状況と服装のポイント

ゴンドラに乗って気軽に絶景を楽しめる獅子吼高原は、紅葉シーズンになると多くの観光客で賑わいます。また、標高が高い高原の気候は、麓とは大きく異なります。快適な紅葉狩りのために、混雑の傾向と適切な服装のポイントを押さえておきましょう。

週末の混雑を避けるためのコツ

紅葉がピークを迎える10月下旬から11月中旬の土日・祝日は、一年で最も混雑します。特に天気の良い日は、ゴンドラ乗り場に長い列ができます。

ピーク時の午前11時頃から午後2時頃にかけては、30分以上の待ち時間になることも。この混雑を避けるためには、「平日に訪れる」のが最も確実です。週末にしか行けない場合は、比較的空いている午前中の早い時間(10時台)を狙うか、最終便が近づく午後3時以降に訪れると、スムーズに乗車できる可能性が高まります。

高原の風と寒さに注意!暖かい服装が必須

服装の準備は、獅子吼高原を楽しむ上で非常に重要なポイントです。山麓と標高650mの高原とでは、気温が4~5度異なります。さらに、高原はパラグライダーの聖地であることからも分かる通り、風が強く吹くことが多いため、体感温度はさらに低くなります。

麓が暖かくても、高原は肌寒い、あるいは寒いと感じることがほとんどです。必ず、フリースやセーターの上に、風を通さない上着(ウィンドブレーカーや薄手のダウンジャケットなど)を羽織るなど、重ね着で体温調節ができるように準備しましょう。飛ばされにくい帽子や手袋もあると、より快適に過ごせます。

まとめ|空と紅葉の大パノラマを楽しもう

この記事では、2025年の獅子吼高原の紅葉について、見頃の時期や見どころ、そしてゴンドラの料金やアクセス方法まで詳しく解説しました。

ゴンドラに乗ってわずか5分でたどり着ける、標高650mの天空の別天地「獅子吼高原」。見頃となる10月下旬から11月中旬にかけては、眼下に広がる紅葉の絨毯と、加賀平野から日本海までを一望する大パノラマが楽しめます。

色鮮やかな紅葉を背景に、カラフルなパラグライダーが大空を舞う躍動的な風景は、獅子吼高原ならではの唯一無二の絶景です。

家族で楽しめる施設も充実しており、アクセスも便利。訪れる際は、高原の風と寒さに対応できる、暖かい服装を忘れないようにしましょう。ぜひこの記事を参考に、爽快な秋の空中散歩へ出かけてみてはいかがでしょうか。

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