村立自然公園 赤岩青巌峡の紅葉

北海道

【2025】村立自然公園 赤岩青巌峡の紅葉の見頃時期や見どころを解説

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2025年 赤岩青巌峡の紅葉の見頃時期はいつ?

村立自然公園 赤岩青巌峡の紅葉
北海道のほぼ中央、勇払郡占冠村(しむかっぷむら)に位置する「村立自然公園 赤岩青巌峡(あかいわせいがんきょう)」。鵡川(むかわ)の清流が刻んだ渓谷に、その名の由来となった赤みがかった岩壁と青みがかった岩壁がそびえ立ち、秋にはカエデやナナカマドなどが鮮やかに色づく、隠れた紅葉の名所です。

ロッククライミングの聖地としても知られるこの場所ですが、紅葉シーズンには多くの観光客がその渓谷美と色彩のコントラストを楽しみに訪れます。2025年に訪問を計画されている方へ、最も重要な「見頃の時期」について、最新の状況と例年の傾向を解説します。

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2025年の最新色づき状況と見頃予想

2025年の北海道の紅葉は、山間部から順調に進んでいます。赤岩青巌峡においても、10月上旬から木々が色づき始め、中旬にかけて見頃のピークを迎えました。

現在(2025年10月21日時点)は、紅葉のピークはやや過ぎ、「落葉始め」の状況と考えられます。ここ数日の朝晩の冷え込みと風により、葉が散り始めている木々も見られますが、まだ十分に紅葉を楽しむことができるでしょう。特に渓谷の日当たりの良い場所や、比較的標高の低いエリアでは、まだ鮮やかな色彩が残っている可能性があります。

今週末(10月下旬)にかけては、紅葉の終盤となり、散りゆく紅葉と初冬の気配が混ざり合う、晩秋の景色へと移り変わっていくと予想されます。最も鮮やかな時期を狙うのであれば、来年以降は10月中旬を目安に計画されるのが良いでしょう。

例年の見頃は10月上旬~10月中旬

赤岩青巌峡の紅葉は、北海道の内陸部に位置するため、比較的早い時期に見頃を迎えます。例年、9月下旬頃から色づきが始まり、10月上旬から10月中旬にかけてが最も美しいピークとなります。

この時期には、渓谷を流れる鵡川の清流と、赤岩・青巌と呼ばれる特徴的な岩壁、そして燃えるように色づくカエデやナナカマド、黄色く染まるイタヤカエデなどが一体となり、息をのむような絶景を作り出します。特に「赤岩橋」や「青巌橋」といった橋の上からの眺めは、渓谷美と紅葉を同時に楽しめる人気のスポットです。

占冠村・鵡川沿いの紅葉前線

赤岩青巌峡がある占冠村は山々に囲まれた地域であり、紅葉は標高の高い場所から徐々に麓へと下りてきます。赤岩青巌峡自体も鵡川沿いの渓谷ですが、周辺の山々の色づきが始まった後、少し遅れて渓谷内の木々がピークを迎える傾向にあります。

鵡川沿いの紅葉は、上流から下流へと徐々に進んでいきます。赤岩青巌峡の紅葉が終わる頃には、さらに下流の地域で見頃を迎える場所もあります。占冠村全体としては、9月下旬から10月下旬にかけて、場所を変えながら長い期間紅葉を楽しむことができるエリアと言えるでしょう。

赤岩青巌峡ならでは!紅葉の絶景ポイント徹底解説

赤岩青巌峡の紅葉は、その名の由来となった独特の岩壁と、清流・鵡川(むかわ)の流れが織りなす、ダイナミックな景観が見どころです。公園内には遊歩道や橋が整備されており、様々な角度から渓谷美と紅葉の競演を楽しむことができます。ここでは、紅葉シーズンに訪れたら絶対に外せない、4つの絶景ポイントを詳しくご紹介します。

1. 赤岩橋・青巌橋:名前の由来となった岩壁と紅葉の競演

公園の名前にもなっている「赤岩」と「青巌」。駐車場から遊歩道を歩いてすぐ、鵡川にかかる2つの橋、「赤岩橋」と「青巌橋」の上から、その特徴的な岩壁と紅葉のコラボレーションを間近に楽しむことができます。

赤岩橋からは、鉄分などの影響で赤みを帯びた岩肌が、燃えるようなカエデやナナカマドの紅葉と一体となり、まさに「赤」の世界が広がります。一方、青巌橋からは、緑泥片岩(りょくでいへんがん)という青みがかった岩肌と、黄色く色づくイタヤカエデなどが対照的な美しさを見せてくれます。

橋の上からは、真下を流れる鵡川の透明な水と、川岸を彩る紅葉も見渡せます。赤と青、自然が作り出した岩壁の色と、紅葉の色彩が織りなす鮮やかなコントラストは、この渓谷ならではの必見の景色です。

2. 展望スペース:鵡川(むかわ)の流れと紅葉のパノラマ

遊歩道の途中には、渓谷全体を見渡せるように設けられた展望スペースがあります。ここからは、大きく蛇行しながら流れる鵡川と、その両岸を埋め尽くすように広がる紅葉のパノラマを一望できます。

橋の上からとはまた違う、少し高い視点からの眺めは、渓谷の奥行きと紅葉の広がりを感じさせてくれます。川の流れが作り出した独特の地形と、赤・黄・オレンジ・緑が混ざり合う色彩豊かな紅葉は、まるで絵画のような美しさ。ゆっくりと景色を眺めたり、記念写真を撮ったりするのに最適な場所です。

3. 遊歩道散策:間近で感じる紅葉のトンネル

赤岩青巌峡の魅力は、遠くから眺める景色だけではありません。公園内に整備された遊歩道を歩けば、紅葉する木々のすぐ下を散策することができます。

場所によっては、頭上を覆うように枝が広がり、まるで「紅葉のトンネル」をくぐり抜けているかのような感覚を味わえます。落ち葉が敷き詰められた道を歩きながら、清流のせせらぎや鳥のさえずりに耳を澄ませば、秋の深まりを五感で感じることができるでしょう。木漏れ日を受けてキラキラと輝く紅葉を間近で観察できるのも、遊歩道散策ならではの楽しみ方です。

4. ロッククライミングの聖地:岩肌を彩る鮮やかな紅葉

赤岩青巌峡は、切り立った岩壁が多いため、北海道有数のロッククライミングのスポットとしても知られています。紅葉シーズンには、クライマーたちが岩壁に挑む姿が見られることもあります。

クライミングが行われるような険しい岩壁にも、たくましく根を張り、鮮やかに色づく木々の姿は、生命力の強さを感じさせます。灰色の岩肌に、点々と散りばめられた赤や黄色の色彩は、まるで自然が描いたアートのよう。普段あまり見ることのない、岩壁と紅葉が織りなす独特の景観も、赤岩青巌峡ならではの見どころの一つと言えるでしょう。

紅葉だけじゃない!赤岩青巌峡の楽しみ方

赤岩青巌峡は、その美しい紅葉と渓谷美で知られていますが、訪れる人々を魅了する要素はそれだけではありません。この地域ならではの自然や歴史に触れたり、アクティビティを楽しんだりすることで、紅葉狩りの思い出がさらに深まります。ここでは、赤岩青巌峡とその周辺で楽しめる、紅葉以外の魅力をご紹介します。

「むかわ竜」発見地!化石発掘のロマンに触れる

赤岩青巌峡を流れる鵡川(むかわ)は、近年、日本で発見された恐竜化石の中でも特に重要な「むかわ竜」(カムイサウルス・ジャポニクス)が発見された場所として、全国的に注目を集めました。

発見されたのは占冠村の隣、むかわ町穂別地区ですが、同じ鵡川流域に位置する赤岩青巌峡周辺も、アンモナイトなどの化石が産出される地域として知られています。直接公園内で化石発掘体験ができるわけではありませんが、むかわ竜が発見された大地のロマンに思いを馳せながら、渓谷の成り立ちや地層に目を向けてみるのも面白いでしょう。

紅葉に彩られた太古の地層が露出する岩壁を眺めながら、かつてこの地を闊歩していたかもしれない恐竜たちの時代を想像してみるのも、赤岩青巌峡ならではの楽しみ方の一つです。

清流・鵡川(むかわ)での渓流釣り(要確認)

赤岩青巌峡を流れる鵡川は、その清らかな水質から、ヤマメやイワナ、ニジマスなどが生息する渓流釣りのポイントとしても知られています。紅葉に囲まれた渓谷で釣り糸を垂れるのは、釣り好きにとっては最高の時間でしょう。

ただし、渓流釣りを楽しむには注意が必要です。まず、多くの河川と同様に鵡川にも禁漁期間が設けられています。北海道の多くの河川では、ヤマメなどのサケ科魚類の禁漁期間が秋(例:9月~12月頃)に設定されており、紅葉が見頃となる10月は釣りができない可能性が高いです。また、釣りをするには遊漁券(釣り券)の購入が必要となります。

釣りを計画される場合は、必ず事前に「鵡川漁業協同組合」などの関係機関に問い合わせ、最新の遊漁規則、禁漁期間、遊漁券の販売場所などを確認してください。ルールを守って、豊かな自然の恵みを楽しむことが大切です。

周辺の温泉施設でリラックス

紅葉狩りで美しい景色を堪能し、渓谷沿いの散策で少し冷えた体を温めるには、温泉が一番です。占冠村内には日帰り入浴も可能な温泉施設があります。

代表的なのは、占冠村ニニウ地区にある「占冠 湯の沢温泉 森の四季」です。豊かな自然に囲まれた静かな環境で、ゆったりと温泉に浸かることができます。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉などで、神経痛や筋肉痛、疲労回復などに効能があるとされています。

また、少し足を延ばせば、人気リゾート「星野リゾート トマム」にも立ち寄り湯が可能な施設がありますし、富良野方面へ向かえば、さらに多くの温泉施設が見つかります。赤岩青巌峡の紅葉とセットで、北海道ならではの良質な温泉を楽しむプランもおすすめです。

赤岩青巌峡の紅葉狩りに適した服装と持ち物

赤岩青巌峡の紅葉シーズンである10月は、北海道の内陸部・山間地ではすでに冬の気配が漂い始めています。美しい渓谷の紅葉を快適に楽しむためには、しっかりとした防寒対策が欠かせません。「少し肌寒い秋」という感覚ではなく、「冬の始まり」を意識した服装と持ち物を準備しましょう。

10月の占冠村の平均気温と山間部の気候

赤岩青巌峡がある占冠村の10月は、日中の平均気温でも10℃前後しかなく、晴れた日でも空気はひんやりとしています。特に朝晩は冷え込みが厳しく、最低気温が氷点下(0℃以下)になることも珍しくありません。霜が降りたり、標高の高い場所では初雪が観測されたりする時期です。

また、赤岩青巌峡は鵡川沿いの渓谷地形のため、川からの冷たい風が吹き抜けやすく、日陰も多いため、実際の気温よりも体感温度はさらに低く感じられるでしょう。山の天気は変わりやすく、急に雨が降ったり、霧が出たりすることもあります。

渓谷沿いは冷える!必須の防寒対策・重ね着のコツ

寒暖差に対応し、体を冷えから守るためには「重ね着(レイヤリング)」が基本です。

  • アウター(一番外側):
    風を通さない防風性のあるジャケットは必須です。フリース付きのマウンテンパーカーや、薄手のダウンジャケット、中綿入りのブルゾンなどが適しています。防水性もあれば、小雨程度なら対応できます。
  • ミドルレイヤー(中間着):
    保温性を高めるための服装です。フリース素材のジャケットやベスト、セーターなどを着用しましょう。暑くなったら脱いで体温調節できるように、前開きのものが便利です。
  • ベースレイヤー(肌着):
    汗をかいても乾きやすい化学繊維(ポリエステルなど)の長袖アンダーウェアを選びましょう。綿素材は汗が乾かず体を冷やす原因になります。
  • ボトムス(ズボン):
    暖かい素材の長ズボンを選び、風が冷たい日には下にタイツやレギンスを履くと安心です。
  • 靴・靴下:
    遊歩道は整備されていますが、落ち葉などで滑りやすい場所もあります。歩きやすいスニーカーや、できれば軽いトレッキングシューズがおすすめです。靴下もウール素材などの厚手で暖かいものを選びましょう。

散策にあると便利な持ち物(熊鈴・雨具など)

服装に加えて、以下の持ち物があると、より安全・快適に紅葉散策を楽しめます。

  • 防寒小物(帽子・手袋・マフラー):
    ニット帽、手袋、ネックウォーマー(またはマフラー)は必須です。これらで肌の露出を減らすだけで、体感温度は大きく変わります。
  • 熊鈴(くますず):
    北海道の山間部を散策する際の必需品です。ヒグマに人間の存在を知らせ、不意の遭遇を避けるために必ず携帯してください。
  • 雨具(折りたたみ傘・レインウェア):
    山の天気は変わりやすいため、必ず準備しましょう。小雨程度なら折りたたみ傘でも対応できますが、しっかり散策する場合は上下セパレートタイプのレインウェアが防寒着としても使えて便利です。
  • 温かい飲み物:
    魔法瓶に温かいお茶やコーヒーを入れて持っていくと、休憩時に体を温めることができます。
  • カメラ:
    美しい紅葉と渓谷の景色を記録に残しましょう。

赤岩青巌峡へのアクセス・駐車場情報

赤岩青巌峡は北海道の雄大な自然の中にありますが、主要な観光ルートからもアクセスしやすい場所に位置しています。ただし、公共交通機関でのアクセスはやや難易度が高いため、事前にしっかりと情報を確認しておくことが大切です。ここでは、車でのアクセス方法を中心に、公共交通機関の利用可能性、そして現地の駐車場情報について詳しく解説します。

車でのアクセス方法(札幌・富良野・トマムから)

赤岩青巌峡へのアクセスは、車(レンタカー含む)が最も現実的で便利な方法です。北海道の主要都市や観光地からの所要時間の目安は以下の通りです。

  • 札幌市内から:
    道央自動車道を経由し、道東自動車道へ。「占冠(しむかっぷ)IC」で降り、国道237号線を富良野方面へ北上します。所要時間は約1時間40分~2時間が目安です。
  • 富良野市内から:
    国道237号線を南下します。所要時間は約50分~1時間。富良野観光と組み合わせて訪れるのに便利なルートです。
  • 星野リゾート トマムから:
    道東自動車道「トマムIC」から「占冠IC」へ(約15分)。その後、国道237号線を富良野方面へ北上します。所要時間は合計で約30分~40分と非常に近いです。

赤岩青巌峡は、占冠ICから国道237号線を北へ約15km、車で15分ほど走った道路沿いにあります。「赤岩トンネル」の手前(占冠IC側から見て)に駐車場の入口が見えてきます。山間部の道路のため、野生動物(特にエゾシカ)の飛び出しには十分注意して運転してください。

公共交通機関でのアクセスは可能?(最寄り駅からの距離)

公共交通機関のみで赤岩青巌峡へアクセスするのは、残念ながら非常に難しいのが現状です。

  • 最寄り駅: JR石勝線「占冠(しむかっぷ)駅」
  • 占冠駅から赤岩青巌峡まで: 距離は約17kmあります。
  • アクセス手段:
    • 路線バス: 占冠駅から赤岩青巌峡へ直接行く路線バスはありません。(占冠村営バスはありますが、赤岩青巌峡方面へは運行していません)
    • タクシー: 占冠駅周辺にタクシー会社はありますが、台数が非常に少ない可能性が高く、事前の予約が必須と考えられます。また、往復利用となると料金も高額になる可能性があります。

以上のことから、赤岩青巌峡への訪問は、レンタカーなど車を利用する計画を立てることを強く推奨します。

無料駐車場情報と注意点

赤岩青巌峡には、国道237号線沿いに無料の駐車場が整備されています。

  • 名称: 赤岩青巌峡 駐車場
  • 場所: 国道237号線沿い、赤岩トンネルの南側(占冠IC寄り)
  • 駐車台数: 乗用車 約30台程度、大型バスも数台駐車可能なスペースがあります。
  • 料金: 無料
  • 設備: 駐車場内に公衆トイレが設置されています。

紅葉シーズン中でも、他の有名観光地に比べると比較的混雑は穏やかですが、週末や祝日の昼間は満車に近くなる可能性があります。特にロッククライマーが多く訪れる時期と重なると、駐車スペースが少なくなることも考えられます。駐車スペースは限られているため、譲り合って利用しましょう。また、駐車場から公園(渓谷)へは階段や坂道があるため、歩きやすい靴が必要です。

赤岩青巌峡と合わせて巡りたい!周辺の紅葉・観光スポット

赤岩青巌峡のダイナミックな渓谷紅葉を楽しんだ後は、占冠村(しむかっぷむら)周辺や、少し足を延ばしたエリアにも素晴らしい秋の景色が広がっています。北海道ならではの雄大な自然を満喫できるスポットや、人気の絶景テラス、湖畔の紅葉など、赤岩青巌峡とはまた違った魅力を持つ場所ばかりです。旅のプランに合わせて、これらのスポットも巡ってみてはいかがでしょうか。

占冠村内の紅葉スポット(ニニウ地区など)

赤岩青巌峡だけでなく、占冠村内には他にも静かに紅葉を楽しめる穴場スポットがあります。その一つが「ニニウ地区」です。かつて集落があったこの地域は、現在は豊かな自然が残る場所となっています。

鵡川(むかわ)の支流沿いに広がる森が、秋になると黄色やオレンジ色に美しく染まります。派手さはありませんが、人工物が少なく、手つかずの自然の中で静かに紅葉を鑑賞したい方におすすめです。林道を散策したり(※ヒグマ対策は必須です)、川のせせらぎを聞きながらドライブしたりするだけでも、北海道の秋の深まりを感じられます。赤岩青巌峡よりも少し遅れて見頃を迎えることもあります。

星野リゾート トマム 雲海テラスからの眺望

占冠村といえば、世界的にも有名なリゾート「星野リゾート トマム」があります。ここでの秋の大きな魅力の一つが「雲海テラス」です。ゴンドラに乗ってたどり着く標高1,088mのテラスからは、気象条件が合えば、眼下に広がる幻想的な雲海を眺めることができます。

紅葉シーズン(例年10月中旬頃まで)には、雲海と、色づき始めた山々の紅葉が織りなす、まさに天空の絶景に出会える可能性があります。雲海が発生しない日でも、テラスからはトマムの雄大な山々や日高山脈のパノラマを一望でき、秋色に染まる山肌の美しさは格別です。赤岩青巌峡とは全く異なる視点からの紅葉を楽しめる、特別な体験となるでしょう。(※雲海テラスの営業期間、ゴンドラ運行時間は要確認)

かなやま湖(南富良野町)の紅葉

赤岩青巌峡から国道237号線をさらに北へ、富良野方面へ向かう途中(車で約30~40分)にあるのが、南富良野町の「かなやま湖」です。金山ダムによってできた人造湖ですが、その湖畔を取り囲む山々が一斉に紅葉する景色は見事です。

広大な湖の水面に、赤や黄色に染まった木々が映り込む「逆さ紅葉」は特に美しく、多くの写真愛好家も訪れます。湖畔にはキャンプ場や公園も整備されており、湖畔をドライブしたり、散策したりしながら、ゆったりと紅葉を楽しむことができます。ラベンダーで有名な夏の富良野とはまた違う、落ち着いた秋の風景に出会えるスポットです。

まとめ:2025年は赤岩青巌峡で赤と青の岩壁に映える紅葉を楽しもう

今回は、北海道占冠村(しむかっぷむら)の隠れた紅葉の名所「村立自然公園 赤岩青巌峡」について、2025年の見頃時期や見どころ、アクセス方法などを詳しくご紹介しました。

その名の由来となった赤みがかった岩壁と青みがかった岩壁、そして清流・鵡川(むかわ)が織りなすダイナミックな渓谷美。秋には、この独特の景観を背景に、カエデやナナカマドなどが鮮やかに色づき、他では見られない迫力ある紅葉を楽しむことができます。

例年の見頃は10月上旬から中旬。2025年シーズンはピークを過ぎ、終盤を迎えていますが、赤岩橋・青巌橋からの眺めや遊歩道散策では、まだ秋の深まりを感じられるでしょう。ロッククライミングの名所としても知られる切り立った岩肌と紅葉のコントラストも、この場所ならではの見どころです。

訪れる際は、10月の北海道山間部の「冬の始まり」を意識した暖かい服装が必須です。防風性のあるアウターや手袋、帽子などを準備し、熊鈴も忘れずに携帯してください。アクセスは車が基本となり、国道237号線沿いに無料駐車場が整備されています。

2025年の秋、少し足を延ばして、赤岩青巌峡の雄大な自然と、赤と青の岩壁に鮮やかに映える紅葉のコントラストを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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