わたらせ渓谷鐵道の紅葉

群馬県

【2025】桐生周辺の紅葉スポット5選|見頃の時期も解説

2025年 桐生の紅葉の見頃はいつ?市街地と渓谷で時期が違う!

2025年の秋、「織物の街」として知られる歴史ある桐生市で紅葉狩りを計画されている方へ。
まず最初に、桐生市周辺の紅葉の「見頃」と「特徴」について解説します。

桐生市の紅葉を語る上で絶対に外せないキーワードが、「わたらせ渓谷」です。
桐生市は、市街地のすぐ北側から、栃木県日光市足尾方面へと続く、日本有数の景勝地「わたらせ渓谷」への玄関口となっています。
このため、桐生市の紅葉は、「市街地エリア(平野部)」「わたらせ渓谷エリア(山間部)」という、全く異なる二つの顔を持っています。

この二つのエリアには大きな「標高差」があります。わたらせ渓谷鐵道は、桐生駅(標高約120m)から終点の間藤駅(標高約680m)まで、約560mも標高を上げていきます。
この標高差があるため、紅葉の見頃も標高の高い「上流」から、標高の低い「下流」、そして「市街地」へと、約1ヶ月もの時間をかけてリレーのように移り変わっていくのが最大の特徴です。

紅葉の色づきは、一般的に最低気温が8度を下回る日が続くと始まり、5度~6度まで下がると一気に進むと言われています。
当然、標高の高いわたらせ渓谷の上流(足尾方面)から、紅葉のシーズンはスタートします。

2025年の気候(※2025年10月19日現在)を見ると、9月は残暑が厳しかったものの、10月に入ってからは標高の高い場所から順調に冷え込みが進んでいます。
最新の気象庁の1ヶ月予報(10月中旬発表)によれば、10月下旬から11月にかけての気温は「平年並み」か「平年よりやや高い」傾向で推移すると予想されています。

このため、2025年の桐生周辺の紅葉は、「平年並み」か「平年よりわずかに遅め」のスケジュールで、山間部から市街地へと順調に下りてくると予想されます。

桐生周辺の紅葉は、大きく分けて以下の3つの時期(エリア)で楽しめます。

【10月下旬~】わたらせ渓谷(上流)の見頃予想

桐生周辺の紅葉リレーのトップバッターは、わたらせ渓谷の上流エリアです。
わたらせ渓谷鐵道の終点に近い「足尾」(日光市)や、「神戸(ごうど)駅」周辺(みどり市)など、標高が高い場所から色づきが始まります。
2025年の見頃のピークは、10月下旬から11月上旬にかけてと予想されます。
(※2025年10月19日現在、まさに上流部から色づきが本格化し、見頃を迎えようとしています)
トロッコ列車に乗って、いち早く紅葉を楽しみたい方におすすめの時期です。

【11月上旬~】高津戸峡・わたらせ渓谷(下流)の見頃予想

上流の紅葉がピークを過ぎる頃、紅葉前線は中腹・下流エリアへと下りてきます。
桐生市に隣接するみどり市大間々町にあり「関東の耶馬渓」とも呼ばれる「高津戸峡」や、わたらせ渓谷鐵道の「大間々駅」周辺がこのエリアのハイライトです。
2025年の見頃のピークは、11月上旬から11月中旬となるでしょう。
渓谷美と紅葉のコントラストが最も美しくなる時期です。

【11月中旬~】桐生市街地(公園など)の見頃予想

そして、約1ヶ月にわたる紅葉リレーのアンカー(最終走者)を務めるのが、桐生市街地(平野部)です。
わたらせ渓谷が冬支度を始める頃、ようやく市街地の木々が色づき始めます。
動物園や遊園地がある「桐生が岡公園」や、「吾妻公園」などが代表的なスポットです。
2025年の見頃のピークは、11月中旬から11月下旬となるでしょう。
レジャーや街歩きと共に、気軽に秋の深まりを感じることができます。

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【エリア別】桐生周辺のおすすめ紅葉スポット5選

前のセクションで、桐生周辺の紅葉が「わたらせ渓谷」と「市街地」で時期をずらしながら楽しめる「紅葉リレー」であることを解説しました。
ここでは、その両方の魅力を存分に味わえるよう、桐生市を拠点に楽しめる5つの紅葉スポットを厳選しました。
日本有数の渓谷美を走るトロッコ列車から、市内で気軽に楽しめる公園まで、桐生ならではの多彩な秋の風景をご紹介します。

1. わたらせ渓谷鐵道(桐生市~みどり市)|トロッコ列車でゆく紅葉の絶景

わたらせ渓谷鐵道の紅葉
桐生周辺の紅葉スポットとして、最もダイナミックで人気が高いのが「わたらせ渓谷鐵道」です。
桐生駅(または隣のみどり市・相老駅)から、栃木県日光市の足尾(間藤駅)まで、渡良瀬川に沿って約44kmの渓谷を走るローカル線です。秋は全線が紅葉に包まれます。

2025年の見頃予想(標高差あり)と混雑状況

路線が長いため、標高差による「紅葉リレー」が楽しめます。
上流(足尾・神戸駅周辺):10月下旬~11月上旬
下流(大間々駅周辺):11月上旬~11月中旬
(※2025年10月19日現在、上流エリアが色づき始めており、これからピークに向かいます)
紅葉シーズンの週末に運行される「トロッコ列車」は全席指定で、予約開始と同時に満席になることも多いほどの人気です。普通列車からも紅葉は楽しめますが、トロッコご希望の場合は早めの予約が必須です。

見どころ:車窓から見る渓谷美と神戸駅(ごうどえき)周辺

なんといっても、窓のないオープンエアの「トロッコ列車」(要予約)からの眺めが格別です。
次々と現れる鉄橋やトンネル、燃えるように色づいた山肌、エメラルドグリーンの川面を、風や川の音と共にダイレクトに感じられます。
特に「神戸(ごうど)駅」はホームに隣接して紅葉が広がり、列車のレストラン「清流」で食事をしながら紅葉狩りも楽しめます。また、「沢入(そうり)駅」~「原向(はらむこう)駅」間の景色もハイライトの一つです。

アクセスと乗車情報(桐生駅・大間々駅)

  • アクセス:JR両毛線「桐生駅」が「わたらせ渓谷鐵道」の始発駅です。東武線利用の場合は「相老駅」での乗り換えが便利です。
  • 乗車情報:トロッコ列車(わっしー号)は運行日限定・全席指定です。乗車日の1ヶ月前から予約可能です。普通列車は予約不要で乗車できます。
  • 駐車場:「大間々駅」や「神戸駅」などに無料駐車場がありますが、シーズン中は混雑します。

2. 高津戸峡(みどり市)|「関東の耶馬渓」と呼ばれる圧巻の渓谷美

高津戸峡の紅葉
「わたらせ渓谷」の玄関口に位置し、桐生市中心部からも車で約15分と非常にアクセスしやすい絶景スポットが、みどり市にある「高津戸峡(たかつどきょう)」です。
その渓谷美は「関東の耶馬渓(やばけい)」とも称されます。

2025年の見頃予想とライトアップ情報

わたらせ渓谷の下流エリアにあたります。
2025年の見頃予想は、11月上旬から11月中旬です。
(※2025年10月19日現在、色づきが始まっています)
例年「高津戸峡紅葉まつり」が開催され、夜間ライトアップも行われます。ライトアップ期間中は、昼間とは異なる幻想的な紅葉が楽しめます。

見どころ:「はねたき橋」からの眺望と遊歩道

渓谷には約500mの遊歩道が整備されており、奇岩や淵(ふち)を眺めながら散策できます。
最大の見どころは、渓谷にかかる赤い「はねたき橋(歩行者専用吊橋)」です。橋の上からは、エメラルドグリーンの川面と、両岸を埋め尽くすカエデやモミジの鮮やかな紅葉を360度見渡すことができます。

アクセスと駐車場情報(桐生からの所要時間)

  • 桐生からの所要時間:桐生市中心部から車で約15分。
  • 公共交通機関:「桐生駅」から「わたらせ渓谷鐵道」で一駅、「大間々駅」下車、徒歩約5分。
  • 駐車場:無料駐車場(約100台)がありますが、シーズン中は大変混雑します。「みどり市大間々博物館(コノドント館)」の駐車場も利用が推奨されます。

3. 桐生が岡公園(桐生市)|動物園・遊園地と楽しむ家族連れの紅葉【市内定番】

桐生が岡公園
ここからは桐生市内のスポットです。市内で最も有名で、家族連れに絶大な人気を誇るのが「桐生が岡公園」です。
なんと「入園無料」の動物園と、「1回50円~」というレトロな遊園地が併設された、全国でも珍しい公園です。

2025年の見頃予想

市街地の丘陵地にあるため、見頃はゆっくりです。
2025年の見頃予想は、11月中旬から11月下旬です。
(※2025年10月19日現在、まだ色づきは始まっていません)

見どころ:観覧車からの眺望と園内の紅葉

園内各所にモミジやカエデ、イチョウなどが植えられており、動物を見たり、乗り物に乗ったりしながら、気軽に紅葉狩りが楽しめます。
特におすすめなのが、遊園地の「観覧車」です。ゆっくりと上昇しながら、色づいた園内と桐生市街地、遠くには赤城山までを一望できます。
動物園エリア(キリンやライオンもいます)の獣舎の周りも紅葉が美しく、子供たちも大喜び間違いなしのスポットです。

アクセスと駐車場情報

  • 車でのアクセス:北関東自動車道「太田桐生IC」から約25分。
  • 公共交通機関:JR「桐生駅」北口からバスで約5分、「桐生が岡公園」下車。
  • 駐車場:無料駐車場(約400台)が完備されていますが、週末は大変混雑します。

4. 鳴神山(桐生市)|ハイキングで楽しむ山全体の紅葉【市内穴場】

鳴神山の紅葉
「わたらせ渓谷」ほど本格的でなくても、桐生市内で自然の中の紅葉を楽しみたい、というハイキング愛好家におすすめなのが「鳴神山(なるかみやま)」です。
標高980mの山で、春の「カッコソウ」自生地として有名ですが、秋も穴場の紅葉スポットです。

2025年の見頃予想

標高があるため、市街地より早く、わたらせ渓谷の中腹と同時期です。
2025年の見頃予想は、11月上旬から11月中旬です。

見どころ:山頂からの眺望と登山道の紅葉

ここの魅力は、観光客の喧騒から離れ、静かに山歩きを楽しめることです。
登山道はカエデやモミジ、ウルシ、カラマツなどが自然のままに色づき、落ち葉を踏みしめながら歩くのは格別です。
山頂(桐生嶽)は360度のパノラマが広がり、紅葉に染まった周囲の山々や、遠く関東平野まで見渡すことができます。

アクセスと駐車場情報(※登山装備が必要)

  • アクセス:車でのアクセスが基本。「桐生駅」から登山口(駒形登山口など)まで約30分。
  • 駐車場:登山口に無料駐車場(台数限定)があります。
  • 注意点:ここは「公園」ではなく「山」です。往復3~4時間の登山となりますので、トレッキングシューズ、雨具、飲み物など、完全な「登山装備」が必須です。

5. 吾妻公園(桐生市)|市街地で気軽に楽しむ運動公園の紅葉

吾妻公園
桐生が岡公園と並び、市街地で気軽に紅葉を楽しめるスポットが「吾妻公園(あづまこうえん)」です。
市民体育館やテニスコートなどを備えた運動公園ですが、園内には紅葉スポットも点在しています。

2025年の見頃予想

市街地の平野部にあるため、見頃は遅めです。
2025年の見頃予想は、11月中旬から11月下旬です。
(※2025年10月19日現在、まだ色づきは始まっていません)

見どころ:日本庭園や池の周辺

園内には「日本庭園」や「流れ」、「池」などが整備されており、その水辺に植えられたモミジが赤く色づきます。
また、公園のシンボルである「カリヨン(鐘)」の周辺や、散策路にもカエデやイチョウが植えられており、スポーツを楽しむ人々や、散歩に訪れる市民の目を楽しませてくれます。
桐生が岡公園ほどの混雑はなく、静かにのんびりと秋の午後を過ごしたい方におすすめです。

アクセスと駐車場情報

  • 車でのアクセス:北関東自動車道「太田桐生IC」から約20分。
  • 公共交通機関:JR「桐生駅」北口から徒歩約20分。
  • 駐車場:無料駐車場が完備されています。

桐生の紅葉狩りとあわせて楽しみたい!名物グルメ

わたらせ渓谷の絶景や、桐生が岡公園でのんびり紅葉を楽しんだ後は、「織物の街」桐生が誇る絶品のご当地グルメでお腹を満たしましょう。
桐生市は、古くから独自の食文化が発展してきた街でもあります。特に、紅葉狩りで冷えた体を温めるのにぴったりな、インパクト抜群の麺料理と、地元で愛され続ける定番の丼ものをご紹介します。

幅広麺が衝撃的!桐生名物「ひもかわうどん」

桐生市のグルメと聞いて、真っ先にこれを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。それが、「ひもかわうどん」です。
その最大の特徴は、何と言っても「麺の幅」。一般的なうどんとは一線を画し、お店によっては幅が5cmから、広いところでは10cmを超えることもある、まるでワンタンの皮や反物(たんもの)のような平たい麺です。

見た目のインパクトに劣らず、その食感も独特。ツルツル、ピロピロとした喉越しは、一度食べたら忘れられない魅力があります。
食べ方は、温かいキノコや野菜のつゆで煮込んだ「煮込み」や、熱々の「カレー南蛮」のほか、冷たい「せいろ(ざる)」でツルツルとした喉越しをダイレクトに楽しむスタイルも人気です。
わたらせ渓谷で冷えた体に、この熱々で幅広のひもかわうどんは、体の芯から温めてくれること間違いなし。市内には多くの老舗や人気店があり、それぞれ麺の幅やつゆの味が異なるため、食べ比べてみるのもおすすめです。

地元で愛される「ソースカツ丼」

ひもかわうどんと並んで、桐生市民のソウルフードとして愛されているのが「ソースカツ丼」です。
群馬県は「T-1グランプリ(豚肉料理コンテスト)」が開催されるほど豚肉文化が盛んですが、桐生市周辺の「ソースカツ丼」は、卵でとじる一般的なカツ丼とは異なります。

桐生のソースカツ丼は、揚げたてのカツを、お店独自の甘辛い特製ソースにくぐらせて、それをシンプルにご飯の上に乗せたものが主流です。(※お店によっては千切りキャベツが敷かれることもあります)
カツは、食べやすいヒレカツやロースのスライスを使うお店が多く、サクサクの衣に染み込んだ濃厚なソースの旨味と、ご飯の相性が抜群です。
紅葉狩りでたくさん歩いた後のランチに、このシンプルでガツンとくる味わいのソースカツ丼は、最高のエネルギーチャージになります。市内には、このソースカツ丼を看板メニューに掲げる老舗の食堂や専門店が数多く存在します。

桐生周辺の紅葉狩り|服装・持ち物の注意点

桐生周辺の紅葉狩りを計画する上で、最も重要な準備の一つが「服装」です。
なぜなら、桐生の紅葉スポットは、「市街地エリア(桐生が岡公園など)」「山間部・渓谷エリア(わたらせ渓谷・高津戸峡)」とでは、体感温度が全く異なるからです。
特に「わたらせ渓谷鐵道」のトロッコ列車に乗る場合は、桐生市街地の感覚で出かけると、寒さで紅葉どころではなくなってしまいます。訪れる場所に合わせて、適切な準備をしましょう。

市街地散策は「晩秋の服装」で

まず、「桐生が岡公園」や「吾妻公園」など、市街地エリアを散策する場合です。
見頃となる11月中旬~下旬は、平野部の「晩秋」の気候です。日中であれば、セーターやフリースに秋物のジャケットやコートといった、一般的なお出かけの服装で問題ないでしょう。
ただし、この時期は日が暮れるのが早く、夕方になると急に冷え込みます。夜まで滞在する可能性が少しでもある場合は、マフラーやストール、薄手の手袋など、もう一枚調整できるアイテムがあると安心です。
また、「桐生が岡公園」は丘陵地で坂道や階段も多いため、履き慣れたスニーカーが必須です。

わたらせ渓谷(特にトロッコ)は「冬の防寒対策」が必須!

最も注意が必要なのが、「わたらせ渓谷鐵道」や「高津戸峡」へ行く場合です。

1. トロッコ列車は「走る冷凍庫」と心得る
わたらせ渓谷鐵道の「トロッコ列車」は、窓のないオープンエアの車両が魅力です。しかしこれは、紅葉シーズン(10月下旬~11月中旬)の冷たい風を、走行中ずっとダイレクトに浴び続けることを意味します。
渓谷を流れる川からの冷気も加わり、体感温度は市街地とは比べ物にならないほど低くなります。ここは「秋の行楽」ではなく「冬のアクティビティ」と認識してください。
風を通さない厚手のダウンジャケットや冬用コートはもちろん、「手袋」「マフラー(ネックウォーマー)」「ニット帽(耳当て)」の防寒小物3点セットは絶対に欠かせません。使い捨てカイロも必須アイテムです。

2. 高津戸峡(ライトアップ)も極寒
「高津戸峡」も川沿いの渓谷であるため、水辺からの冷気が漂います。日中であれば市街地+αの防寒で足りますが、問題は「夜間ライトアップ」です。
日没後の渓谷の気温は急降下し、平野部の真冬並みの寒さになります。ライトアップをゆっくり鑑賞するためには、トロッコ列車に乗る時と同様の、万全の防寒対策(ダウン、手袋、マフラー、カイロ)で臨んでください。

3. 足元は「歩きやすい靴」で
高津戸峡の遊歩道や、わたらせ渓谷鐵道の各駅(神戸駅など)の周辺散策は、落ち葉で滑りやすかったり、未舗装の道があったりします。スニーカーやウォーキングシューズなど、安全に歩ける靴を選びましょう。

あると便利!紅葉狩りの持ち物リスト

  • 温かい飲み物(保温ボトル):
    (特に渓谷エリアでは必須)冷え切った体に温かい飲み物は何よりのご馳走です。保温性の高い水筒(魔法瓶)に入れて持参することを強く推奨します。
  • 使い捨てカイロ:
    (渓谷エリアでは必須)貼るタイプと手に持つタイプ、両方あると万全です。
  • 雨具(折りたたみ傘):
    山の天気は変わりやすいため、軽量な雨具は常に携帯しましょう。
  • モバイルバッテリー:
    寒冷地ではスマートフォンのバッテリー消耗が非常に早くなります。
  • ゴミ袋:
    美しい渓谷や公園の自然を守るため、ゴミは必ず持ち帰りましょう。

まとめ:2025年の秋は「織物の街・桐生」で渓谷美と紅葉を満喫しよう

この記事では、「【2025】桐生周辺の紅葉スポット5選」として、歴史ある「織物の街」桐生市を拠点に楽しめる、多彩な秋の絶景をご紹介しました。

桐生周辺の紅葉の最大の魅力は、市街地のすぐそばから、日本有数の景勝地「わたらせ渓谷」へと続く、劇的な標高差が生み出す「紅葉リレー」です。
これにより、10月下旬から11月下旬までの約1ヶ月間、標高の高い上流から市街地へと、紅葉のピークが移り変わっていく様子を楽しめます。

2025年の見頃予想も、訪れるエリアによって3つの時期に分かれます。

  • わたらせ渓谷(上流):10月下旬~11月上旬
  • 高津戸峡・わたらせ渓谷(下流):11月上旬~11月中旬
  • 桐生市街地(公園など):11月中旬~11月下旬

今回ご紹介した5つの厳選スポットは、この紅葉リレーを体感できるラインナップです。

  1. わたらせ渓谷鐵道:(近隣)紅葉のハイライト。トロッコ列車でゆく絶景の旅。
  2. 高津戸峡:(近隣)「関東の耶馬渓」。圧巻の渓谷美とライトアップ。
  3. 桐生が岡公園:(市内)入園無料の動物園・遊園地と楽しむ、家族連れの定番。
  4. 鳴神山:(市内)静かに自然と向き合える、ハイカー向けの穴場紅葉。
  5. 吾妻公園:(市内)市街地で気軽に楽しむ、落ち着いた公園の紅葉。

そして、紅葉狩りの後には、桐生が誇る名物グルメ、幅広麺が衝撃的な「ひもかわうどん」や、地元で愛される「ソースカツ丼」が待っています。

最後に、服装について最も重要な点として、もう一度強調します。
桐生市街地の散策は「晩秋の服装」で問題ありませんが、「わたらせ渓谷鐵道(特にトロッコ列車)」と「高津戸峡の夜間ライトアップ」へ行く場合は、市街地とは別世界です。
ここは「秋の行楽」ではなく「冬のアクティビティ」と捉え、ダウンジャケット、手袋、マフラー、カイロといった「万全の防寒対策」で臨んでください。

2025年の秋は、ぜひ「織物の街・桐生」を拠点に、ダイナミックな渓谷美と紅葉、そして絶品グルメを満喫してみてはいかがでしょうか。

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