【2025】高崎周辺の紅葉スポット5選｜見頃の時期も解説

2025年 高崎の紅葉の見頃はいつ？エリア別の傾向を解説

2025年の秋、群馬県の玄関口であり、「パスタの街」としても知られる高崎市で紅葉狩りを計画されている方へ。
まず最初に押さえておくべきなのは、高崎市の紅葉が持つ「二面性」です。それは、市街地（平野部）と、上毛三山の一つ「榛名山（はるなさん）」エリアとの、著しい標高差によって生まれます。

高崎駅周辺の市街地の標高が約100mであるのに対し、高崎市の北西部に広がる榛名山エリアは、榛名湖畔で標高約1,100m、榛名富士の山頂は標高約1,390mにも達します。
この1,000mを超える標高差があるため、市街地と山間部では、紅葉の見頃の時期が1ヶ月近くも異なるのです。

紅葉の色づきは、主に「気温の低下」によって始まります。
一般的に、最低気温が8度を下回る日が続くと色づきが始まり、5度～6度まで下がると一気に進むと言われています。当然、標高が高い榛名山エリアから先に、紅葉のシーズンがスタートします。

2025年の気候（※2025年10月18日現在）を見てみると、9月は残暑が厳しかったものの、10月に入ってからは標高の高い場所から順調に冷え込みが進んでいます。
特に榛名山エリアでは、朝晩の気温が8度を下回る日も増え、山頂付近から徐々に色づきが始まっているという情報が入っています。
最新の気象庁の1ヶ月予報（10月中旬発表）によれば、10月下旬から11月にかけての気温は「平年並み」か「平年よりやや高い」傾向で推移すると予想されています。

このため、2025年の高崎市の紅葉は、「平年並み」か「平年よりわずかに遅め」のスケジュールで進行すると考えられますが、訪れるエリアによって最適な時期は全く異なります。

【早め】榛名山・榛名湖エリア（山間部）の見頃予想

高崎市で最も早く紅葉が楽しめるのが、標高の高い「榛名山・榛名湖エリア」です。
ロープウェイで登る榛名富士の山頂付近から色づきが始まり、徐々に榛名湖畔へと紅葉が下りてきます。
2025年の見頃のピークは、10月下旬から11月上旬にかけてと予想されます。
（※10月18日現在、山頂付近は色づき始め～見頃に入りつつあります）
湖畔のドライブウェイ（メロディーライン）を走りながら、あるいはロープウェイや遊覧船から、ダイナミックな紅葉を楽しむことができます。

【遅め】高崎市街地エリア（平野部）の見頃予想

一方、高崎白衣大観音のある「観音山」や、「少林山達磨寺」「徳明園」「高崎城址公園」といった市街地・丘陵地エリアの見頃は、榛名山よりもずっと遅くなります。
これらのスポットは標高100m～200m前後に位置しており、気温の低下が緩やかなためです。
2025年の見頃のピークは、11月中旬から11月下旬（一部12月上旬）となるでしょう。
特に日本庭園「徳明園」のライトアップや、「観音山」から市街地を見下ろす紅葉は、榛名山とはまた違った趣があります。

このように、高崎市では10月下旬から11月下旬までの約1ヶ月間、標高の異なる場所で紅葉のリレーを楽しむことが可能です。

【高崎市内】エリア別！定番から穴場までおすすめ紅葉スポット5選

前のセクションで解説した通り、高崎市の紅葉は「榛名山エリア」と「市街地エリア」で、見頃の時期も楽しみ方も大きく異なります。
ここでは、その両方の魅力を味わえるよう、高崎市内から5つの紅葉スポットを厳選しました。
標高約1,100mの湖畔の絶景から、歴史ある寺社仏閣、市街地のオアシスまで、多彩な高崎の秋の顔をご紹介します。

1. 榛名山・榛名湖｜ロープウェイと湖畔で楽しむ360度の絶景紅葉

高崎市の紅葉と言えば、まず「榛名山（はるなさん）・榛名湖（はるなこ）」は外せません。
上毛三山の一つに数えられ、美しいカルデラ湖である榛名湖と、その湖畔にそびえる秀麗な「榛名富士」がシンボルです。山全体がカエデ、モミジ、ウルシ、カラマツなどに覆われ、秋になると山肌全体が燃えるように色づきます。

2025年の見頃予想と混雑状況

2025年の見頃予想は、10月下旬から11月上旬です。
（※2025年10月18日現在、標高の高い榛名富士の山頂付近から色づきが始まっており、これから湖畔へと紅葉が下りてくる見込みです）
見頃の週末は、榛名湖畔へ続く県道やロープウェイ乗り場、湖畔の駐車場が大変混雑します。特に午前10時～午後2時頃がピークとなりやすいため、朝早くに到着するか、時間をずらして訪れるのがおすすめです。

見どころ：榛名富士の紅葉と湖畔のドライブコース

榛名山の紅葉の楽しみ方は多彩です。
・榛名山ロープウェイ：榛名富士の山頂へは約3分で到着。ゴンドラからは、眼下に広がる榛名湖と紅葉の山肌、遠くは関東平野まで一望できます。
・榛名湖畔の散策・ドライブ：湖を一周する道路（県道33号）は、紅葉ドライブに最適です。特に「ゆうすげ元湯」付近から榛名富士を望む景色は定番のフォトスポット。湖面に映る「逆さ榛名富士」と紅葉のコラボレーションが見事です。
・榛名湖遊覧船：湖上から、水面に映る紅葉と山々を360度見渡す贅沢な体験もできます。

アクセスと駐車場情報（ロープウェイ情報）

• 車でのアクセス：関越自動車道「高崎IC」から約1時間10分、「前橋IC」から約1時間。
• 公共交通機関：JR「高崎駅」西口から群馬バス（榛名湖行き）で約90分、「榛名湖」下車。
• 駐車場：湖畔周辺に無料の県営駐車場（合計約500台）が点在しています。
• ロープウェイ料金：往復 大人950円（2025年10月現在）

2. 観音山（高崎白衣大観音）｜市街地を見守る観音様と丘陵の紅葉

高崎のシンボル「高崎白衣大観音（たかさきびゃくえだいかんのん）」が立つ「観音山（かんのんやま）」は、市街地から最も近い紅葉スポットです。
標高約200mの丘陵地帯で、山全体が公園として整備されています。

2025年の見頃予想

市街地エリアのため、見頃は榛名山より約1ヶ月遅れます。
2025年の見頃予想は、11月中旬から11月下旬です。
アクセスが良いため、週末は家族連れなどで賑わいます。

見どころ：観音様と紅葉のコントラスト

高さ41.8mの観音様の純白の衣と、背景に広がる燃えるようなモミジの赤色とのコントラストは、高崎ならではの秋の風景です。
観音様の足元にある「慈眼院（じげんいん）」の境内や、観音山公園の散策路など、山全体にモミジやカエデが点在しています。
また、同じ観音山丘陵にある「高崎市染料植物園」も、紅葉（黄葉）する様々な植物を観察できる穴場スポットとしておすすめです。

アクセスと駐車場情報

• 車でのアクセス：「高崎IC」から約30分。
• 公共交通機関：JR「高崎駅」西口から「ぐるりん」観音山線バスで約20分、「白衣観音前」下車。
• 駐車場：観音山頂駐車場や、染料植物園の駐車場（無料）が利用できます。

3. 少林山達磨寺（しょうりんざんだるまじ）｜だるまの故郷で愛でる「和」の紅葉

「福だるま」の発祥の地として全国的に有名な「少林山達磨寺」も、高崎市を代表する「和」の紅葉スポットです。
境内は厳かな雰囲気に包まれており、静かに紅葉を楽しみたい方におすすめです。

2025年の見頃予想

市街地エリアに属し、観音山とほぼ同時期です。
2025年の見頃予想は、11月中旬から11月下旬です。

見どころ：本堂や庭園を彩る風情ある紅葉

総門から本堂（霊符堂）へと続く階段の周辺や、ドイツ人建築家ブルーノ・タウトが暮らした「洗心亭」周辺の庭園が、特に美しく色づきます。
赤や黄色に染まったモミジが、歴史あるお堂や鐘楼（しょうろう）に彩りを添える様子は、まさに日本の秋の風情そのもの。本堂に所狭しと奉納された無数の「だるま」と紅葉の組み合わせも、ここでしか見られないユニークな光景です。

アクセスと駐車場情報

• 車でのアクセス：「高崎IC」から約30分、「前橋IC」から約20分。
• 公共交通機関：JR「高崎駅」西口から「ぐるりん」少林山線バスで約20分、「達磨寺入口」下車。
• 駐車場：無料駐車場（約200台）が完備されています。

4. 徳明園（どうくつ観音）｜ライトアップも必見！幻想的な日本庭園の紅葉

市街地からほど近い場所にある「徳明園」は、高崎市が誇る本格的な日本庭園です。
同じ敷地内にある「洞窟（どうくつ）観音」と共に、知る人ぞ知る紅葉の名所として人気を集めています。

2025年の見頃予想とライトアップ情報

2025年の見頃予想は、11月中旬から11月下旬です。
ここの最大の魅力は、紅葉シーズンに行われる「夜間ライトアップ」です。例年、11月中旬から下旬にかけて開催されます（2025年の詳細は要確認）。ライトアップ期間中は、日中とは別世界の幻想的な風景が広がります。

見どころ：池に映る「逆さ紅葉」と洞窟観音

北関東最大級とも言われる回遊式の日本庭園には、約200本ものモミジが植えられています。
最大の見どころは、庭園中央の池の水面に、ライトアップされた紅葉が鏡のように映り込む「逆さ紅葉」です。その美しさは圧巻の一言。
また、隣接する「洞窟観音」や「山徳記念館」の周辺も紅葉が美しく、あわせて散策するのがおすすめです。

アクセスと駐車場情報

• 車でのアクセス：「高崎IC」から約20分。
• 公共交通機関：JR「高崎駅」西口から「ぐるりん」観音山線バスで「洞窟観音入口」下車。
• 駐車場：無料駐車場（約100台）があります。（※庭園・洞窟観音は入園料が必要）

5. 高崎公園・高崎城址公園｜家族連れで気軽に楽しむお堀端の紅葉

高崎駅からも徒歩圏内という、最もアクセスしやすい紅葉スポットが「高崎公園」と、それに隣接する「高崎城址公園」です。
かつての高崎城の跡地であり、お堀や石垣が残る、市民の憩いの場です。

2025年の見頃予想

市街地の中心部にあるため、見頃は最も遅いグループです。
2025年の見頃予想は、11月中旬から11月下旬です。

見どころ：お城の石垣や堀と紅葉・イチョウ

高崎城址公園のお堀端には、モミジやカエデの赤色、そしてイチョウの鮮やかな黄色が並び、水面にその色を映します。
また、高崎公園内には約200本のモミジがあり、歴史ある「乾櫓（いぬいやぐら）」や石垣と紅葉のコントラストが楽しめます。
遊具や広場もあるため、家族連れがピクニックをしながら、気軽に紅葉狩りを楽しむのに最適なスポットです。

アクセスと駐車場情報

• 公共交通機関：JR「高崎駅」西口から徒歩約10分。
• 車でのアクセス：「高崎IC」から約20分。
• 駐車場：「城址公園駐車場」（有料）や、近隣のコインパーキングを利用します。

高崎の紅葉狩りとあわせて楽しみたい！名物グルメ＆立ち寄り温泉

榛名山の絶景紅葉や、観音山、徳明園の美しい日本庭園を堪能した後は、高崎ならではの「食」と「癒し」で旅を締めくくりましょう。
高崎市は、全国的に見ても非常にユニークな「食文化」が根付いている街です。そして、紅葉狩りで冷えた体を温めるのに最適な温泉も、すぐ近くにあります。
美しい紅葉と共に、高崎の魅力を丸ごと味わうためのおすすめスポットをご紹介します。

「パスタの街」高崎で味わう絶品「高崎パスタ」ランチ

「高崎でグルメ？」と聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが「パスタ」ではないでしょうか。
高崎市は、古くから小麦文化が根付いていたことに加え、独自の食文化を発展させてきた結果、人口あたりのパスタ店（イタリアンレストラン）の数が全国トップクラスという、まさに「パスタの街」なのです。

「高崎パスタ」と呼ばれるそのスタイルには、明確な定義はありません。しかし、多くのお店に共通しているのは、「ボリューム満点」であること、そして「オリジナリティあふれる豊富なメニュー」が揃っていることです。
定番のトマトソースやペペロンチーノはもちろん、地元群馬産の野菜や上州麦豚を使ったもの、和風のアレンジが効いたもの、そして熱々のグラタン風パスタやスープパスタまで、その種類は無限大。
毎年秋には「キングオブパスタ」という、市内のパスタ店がナンバーワンを競う大規模なイベントが開催されるほど、街全体がパスタに情熱を注いでいます。

観音山や少林山達磨寺、徳明園など、市街地エリアの紅葉狩りを楽しんだ後のランチには、この「高崎パスタ」が最適です。
また、榛名山の紅葉狩りで冷え切った体には、市街地に戻ってから味わう熱々のスープパスタや、ボリューミーなパスタが、お腹も心も芯から満たしてくれること間違いなしです。
高崎駅周辺や市街地には、老舗の人気店から新進気鋭のお店まで、数多くの名店がひしめいています。紅葉狩りのプランに、お気に入りのパスタ店探しも加えてみてはいかがでしょうか。

足を延ばして「榛名湖温泉」で紅葉狩りの疲れを癒す

高崎の紅葉スポットのハイライト「榛名山・榛名湖エリア」を訪れたなら、絶対に外せないのが「温泉」です。
榛名湖畔には「榛名湖温泉」と呼ばれる温泉地があり、日帰り入浴が可能な施設もあります。

代表的な施設が「榛名湖温泉 ゆうすげ元湯」です。
ここのお湯は、「黄金（こがね）の湯」とも呼ばれる茶褐色の濁り湯が特徴的な、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉です。疲労回復や冷え性などに効果が期待できるとされています。

何と言っても、紅葉に染まる榛名富士を眺めながら露天風呂に浸かるという、この上ない贅沢な時間を過ごせるのが最大の魅力です。
標高約1,100mに位置する榛名湖畔は、紅葉シーズン（10月下旬～11月上旬）には、平野部とは比べ物にならないほど冷え込みます。ロープウェイや湖畔散策で想像以上に体が冷え切ってしまうことも少なくありません。
その冷えた体を、紅葉の絶景を目の前にしながら源泉かけ流しの名湯で芯から温める…。これこそが、榛名山で紅葉狩りをする醍醐味と言えるでしょう。
紅葉狩りと温泉をワンセットで楽しめる「榛名湖温泉」。榛名山エリアを訪れる際は、ぜひ立ち寄り湯の準備（タオルなど）も忘れずに。

高崎の紅葉狩り｜服装・持ち物の注意点（※榛名山と市街地の寒暖差に注意！）

高崎市での紅葉狩りを計画する際、スポット選びと同じか、それ以上に重要なのが「服装と持ち物」の準備です。
見出しに「寒暖差に注意！」とある通り、高崎市の紅葉スポットは、「榛名山・榛名湖エリア」と「市街地エリア」とでは、全く別の気候だと断言できます。
特に榛名山へ行く場合、「市街地（高崎駅周辺）がまだ暖かいから」と秋の行楽気分の服装で出かけると、寒さで紅葉を楽しむどころではなくなってしまうため、最大限の注意が必要です。

なぜ、そこまで服装に注意が必要なのでしょうか。理由は大きく分けて3つあります。

1. 圧倒的な標高差：
   高崎駅周辺の市街地（標高約100m）と、榛名湖畔（標高約1,100m）とでは、実に1,000mもの標高差があります。一般的に、標高が100m上がると気温は約0.6度下がると言われているため、単純計算でも市街地より「約6度」も気温が低いことになります。市街地が18度で快適でも、榛名湖畔は12度しかない計算です。
2. 見頃の時期と気候：
   榛名山の紅葉の見頃は「10月下旬～11月上旬」です。これは、平野部で言えばまだ秋本番ですが、標高1,100mの地点では、すでに「冬の入り口」に差し掛かっています。一方、市街地の見頃は1ヶ月近く遅い「11月中旬～下旬」となり、こちらは平野部の晩秋の気候です。
3. 体感温度（風と水辺）：
   山の天気は変わりやすく、特に榛名山・榛名湖畔では遮るもののない湖畔の風や、ロープウェイで登る山頂の風が非常に冷たいです。風速1mにつき体感温度は1度下がると言われており、実際の気温よりもはるかに寒く感じます。

この厳しい環境の違いを理解した上で、訪れるエリアに合わせた服装プランを立ててください。

【エリア別】推奨される服装プラン

1. 【最重要】榛名山・榛名湖エリア（山間部）へ行く場合

服装の基本は「平野部の真冬」一歩手前、あるいは「冬装備」です。

• アウター（上着）：
  風を完全に通さないアウターが必須です。秋物のトレンチコートや薄手のジャケットでは、寒さに耐えられません。フリースライナー付きのマウンテンパーカー、中綿入りのブルゾン、あるいは薄手のダウンジャケットなど、初冬に対応できる防寒着を必ず着用してください。
• ミドル（中間着）：
  保温のための重ね着（レイヤリング）が鍵です。アウターの中に、フリース、セーター、インナーダウンベストなどを着込みましょう。暑くなったら脱げるよう、前開きのものが便利です。
• ベース（肌着）：
  汗をかくと一気に冷える「汗冷え」を防ぐため、綿（コットン）素材の肌着は絶対に避けてください。
  「ヒートテック」に代表される吸湿発熱素材や、保温性の高い化学繊維（ポリエステルなど）のインナー、または登山用のウール素材のものを推奨します。
• 靴：
  ロープウェイ乗り場や湖畔の散策路、榛名神社（※別エリアですが近い）への参道など、意外と歩きます。履き慣れたスニーカーやウォーキングシューズを選びましょう。

2. 【市街地エリア】（観音山・達磨寺・徳明園・高崎城址公園）へ行く場合

こちらは、一般的な「秋の行楽ファッション」で楽しめます。
見頃の11月中旬～下旬は、日中は快適でも朝晩は冷え込みます。カーディガンやストール、薄手のジャケットなど、一枚多く羽織れるものを準備しておきましょう。
特に「徳明園」のライトアップに行く場合は、夜は気温が急激に下がります。榛名山ほどではありませんが、セーターや冬物のコート、マフラーなど、しっかりとした防寒対策をしてお出かけください。

あると便利！紅葉狩りの持ち物リスト

特に榛名山へ行く際は、以下のアイテムが役立ちます。

• 防寒小物（マフラー・手袋・ニット帽）：
  「首」「手首」「頭（耳）」を温めるだけで、体感温度は劇的に変わります。特に手袋とマフラー（ネックウォーマー）は必須レベルです。
• 使い捨てカイロ：
  貼るタイプと手に持つタイプ、両方あると非常に心強いです。
• 温かい飲み物（保温ボトル）：
  榛名湖畔の冷たい風の中で飲む温かい飲み物は、何物にも代えがたいご馳走です。保温性の高い水筒（魔法瓶）に入れて持参することを強く推奨します。
• 雨具（折りたたみ傘・レインウェア）：
  山の天気は変わりやすいため、軽量な雨具は常に携帯しましょう。
• 日帰り温泉セット（タオル）：
  「榛名湖温泉」に立ち寄る予定がある方は、タオルを1枚カバンに入れておくと便利です。
• モバイルバッテリー：
  寒さでスマートフォンのバッテリー消費は驚くほど早くなります。

「少し大げさかな？」と思うくらいの防寒対策こそが、高崎の、特に榛名山の壮大な紅葉を心ゆくまで楽しむための最大の秘訣です。

まとめ：2025年の秋は「魅力の街・高崎」で紅葉とグルメを満喫しよう

この記事では、「【2025】高崎周辺の紅葉スポット5選」として、群馬県の交通の要所・高崎市内で楽しめる多様な秋の魅力をご紹介しました。

高崎市の紅葉の最大の特徴は、市街地と榛名山エリアとの「1,000mを超える著しい標高差」です。
この標高差のおかげで、紅葉の見頃が山頂から市街地へと、約1ヶ月かけてリレーのように移り変わっていきます。

2025年の見頃予想も、訪れるエリアによって全く異なります。

• 【早め】榛名山・榛名湖エリア（山間部）：10月下旬～11月上旬
• 【遅め】市街地エリア（観音山・徳明園など）：11月中旬～11月下旬

今回ご紹介した高崎市内の5つの厳選スポットは、それぞれに違った魅力があります。

1. 榛名山・榛名湖：ロープウェイや湖畔から楽しむ、360度のダイナミックな絶景紅葉。
2. 観音山（高崎白衣大観音）：高崎のシンボル・白衣大観音と紅葉の美しいコントラスト。
3. 少林山達磨寺：「福だるま」発祥の地で愛でる、風情あふれる「和」の紅葉。
4. 徳明園（どうくつ観音）：ライトアップと「逆さ紅葉」が幻想的な、本格的日本庭園。
5. 高崎公園・高崎城址公園：お城の堀や石垣と共に、市街地で気軽に楽しむ秋。

そして、高崎の秋の旅は紅葉だけでは終わりません。
紅葉狩りのランチには、「パスタの街」高崎ならではの絶品「高崎パスタ」を堪能し、榛名山エリアでは、「榛名湖温泉」の茶褐色の名湯が、冷えた体を芯から温めてくれます。

最後に、最も重要な「服装」について、改めて強調します。
「榛名山・榛名湖エリア」へ行く際は、市街地とは別世界です。平野部の「秋」の感覚ではなく、「冬」の装備（ダウンジャケット、マフラー、手袋、カイロは必須）で臨んでください。市街地の「徳明園ライトアップ」なども夜は冷え込みますので、油断は禁物です。

万全の準備を整えて、2025年の秋はぜひ「魅力の街・高崎」を訪れ、美しい紅葉と美味しいグルメ、そして名湯まで、その奥深い魅力を丸ごと満喫してみてはいかがでしょうか。